イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり)【海外ビルボード】米はシャブージーが通算4週目の首位、グローバルはJIMINが初登場から2連覇を達成

(※追記(8月7日21時01分):米ビルボードソングチャートトップ10一覧に掲載した順位に誤りがありました。正しくはサブリナ・カーペンター「Espresso」が4位(前週5位)、トミー・リッチマン「Million Dollar Baby」が5位(前週4位)となり、訂正を実施しています。また、米ビルボードチャート専用Xアカウント発のトップ10画像付ポストを貼付しました。)

 

 

 

現地時間の8月5日月曜に発表された、最新8月10日付米ビルボードソングチャート(集計期間:7月26日~8月1日)。シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が3週連続、通算4週目の首位を獲得しています。

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」はストリーミングが前週比4%ダウンの3590万(同指標通算3週目の首位)、ダウンロードが同7%ダウンの14,000(同指標2位)、ラジオが同6%アップの9020万(同指標初の首位)を獲得。ラジオにおいては5週目となるトップエアプレイゲイナーを獲得しています。

J-クウォン「Tipsy」(2004 2位)を引用した「A Bar Song (Tipsy)」はカントリーエアプレイで2週目の首位、リズミックエアプレイで3位、ポップエアプレイで5位、アダルトポップエアプレイで5位を記録しており、これら4つのラジオチャートでいずれもトップ10入りした初の(また同時トップ5入りにおいても史上初となる)作品となります。

また「A Bar Song (Tipsy)」はジャンルを横断したラジオ指標、そしてカントリーエアプレイチャートの双方において、1990年以降(総合では1998年のリニューアル以降)首位を記録した7曲目の作品となりました。なお以下の7作品はカントリー、そしてポップ/アダルトジャンル、双方のラジオチャートでも好成績を収めています。

<米ビルボードソングチャートのラジオ指標およびカントリーエアプレイ、双方を制した曲>

 (カッコ内は総合ソングチャートのラジオ指標における首位獲得週数)

テイラー・スウィフト「You Belong With Me」(2009 2週)

・レディ・A (旧名:レディ・アンテベラム)「Need You Now」(2010 2週)

・ビービー・レクサ & フロリダ・ジョージア・ライン「Meant To Be」(2018 5週)

・ギャビー・バレット feat. チャーリー・プース「I Hope」(2020 1週)

 (カントリーエアプレイではギャビーのソロとしてクレジットされ、チャーリー・プースは"Pop Remix"バージョンに参加)

・ルーク・コムズ「Fast Car」(2023 4週)

・ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」(2024 5週)

・シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」(2024 1週)

「A Bar Song (Tipsy)」は、総合ソングチャートのラジオ指標、およびカントリーエアプレイの双方を同時に制しています。これは3曲目、そして通算6週目となる記録達成であり、うち5週分は今年7月上旬以降に成し遂げられています。

<米ビルボードソングチャートのラジオ指標およびカントリーエアプレイ、双方を同時に制した曲および達成週>

・ビービー・レクサ & フロリダ・ジョージア・ライン「Meant To Be」

 2018年4月28日付

・ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」

 2024年7月6~20日付、8月3日付

・シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」

 2024年8月10日付

「A Bar Song (Tipsy)」は総合ソングチャートのラジオ指標においてポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」から首位を奪取。カントリーエアプレイチャートを制した曲同士によるラジオ指標の首位交代は史上初となります。またホットカントリーソングチャート(米ビルボードソングチャートと集計方法を同一)では、「A Bar Song (Tipsy)」は8週目の首位を獲得しています。

 

ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」は2位をキープ。また米ビルボードが毎夏実施するソング・オブ・ザ・サマーチャート(Songs Of The Summer)において、今年度の開始以降10週連続で首位に立っています。

 

サブリナ・カーペンターは「Espresso」が5→4位に上昇、「Please Please Please」が7→9位にダウン。トップ10内に複数曲を同時に送り込んだのはこれが8週目となり、今年においてはサブリナが自らの持つ最長記録を更新しています。

 

最新のトップ10はこちら。

1位 (前週1位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」

2位 (2位) ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」

3位 (3位) ケンドリック・ラマー「Not Like Us」

4位 (5位) サブリナ・カーペンター「Espresso」

5位 (4位) トミー・リッチマン「Million Dollar Baby」

6位 (8位) テディ・スウィムズ「Lose Control」

7位 (6位) ホージア「Too Sweet」

8位 (10位) チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」

9位 (7位) サブリナ・カーペンター「Please Please Please」

10位 (11位) ビリー・アイリッシュ「Birds Of A Feather」

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。8月10日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.において、JIMIN「Who」が初登場から2週連続で首位に立っています。

JIMIN「Who」はGlobal 200においてストリーミングが前週比4%アップの9340万およびダウンロードが同51%ダウンの64,000、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比1%ダウンの7500万およびダウンロードが同80%ダウンの15,000を、それぞれ記録しています。

Global 200では6月にリリースされたカロルG「Si Antes Te Hubiera Conocido」が12→9位に上昇。ストリーミングは前週比2%アップの6880万、ダウンロードは同11%アップの2,000を記録し、カロルGにとってこのチャート6曲目のトップ10ヒットとなりました。

同じくGlobal 200ではチャペル・ローン「Good Luck, Babe!」が11→10位に上昇。ストリーミング4920万およびダウンロード5,000を記録し(前週比は記事未掲載)、チャペルはGlobal 200で初のトップ10入りを果たしています。