米大統領選に立候補した民主党のカマラ・ハリス副大統領が日本時間の本日アトランタで行った集会にて、ミーガン・ザ・スタリオンが登場し「Mamushi」を披露しました。レコーディングバージョンでは客演に参加している千葉雄喜さんは集会に登場しませんでしたが、集会の冒頭で披露されたことはこの曲の注目度を高めるに十分です。
Hotties I’m performing for THEE Kamala Harris today in Atlanta!!
— TINA SNOW (@theestallion) 2024年7月30日
Tune in to the livestream on @KamalaHarris’s channels at the new time 🔥6:30pm ET🔥https://t.co/C5vaaeo8sn pic.twitter.com/WOB513lwD0
ミーガン・ザ・スタリオンはメドレーの1曲として「Mamushi」を披露。同曲のパフォーマンスは上記動画の3分58秒以降に登場します。
@theestallion Thee new head of security 😂💙🇺🇸 #mamushi #MEGAN ♬ Mamushi (feat. Yuki Chiba) - Megan Thee Stallion
ミーガン・ザ・スタリオンは日本時間の本日、公式TikTokチャンネルでも「Mamushi」の新たな動画を投稿。集会時と同じ衣装であり、注目度が高まることは間違いないでしょう。
ミーガン・ザ・スタリオン feat. 千葉雄喜「Mamushi」は米ビルボードによる最新8月3日付米およびグローバルのソングチャートにて、米で51→36位、グローバルのうち米を含むGlobal 200で46→29位となり最高位を更新。前週エミネムのニューアルバム収録曲が大挙エントリーしたことの反動(収録曲が当週ダウン)も影響しながら、「Mamushi」が双方のチャートで勢いを高めている(★印がついている)ことは注目すべきです。
実際、アメリカ大統領選関連で歌手やその作品の人気が高まることがあります。上記記事で紹介されたチャーリーXCX『Brat』の冒頭を飾る「360」は最新8月3日付米ビルボードソングチャートにおいて登場7週目にして78→55位に急伸し同曲最高位を更新、また同作収録の「Apple」は81位に初登場を果たしています。『Brat』自体は同日付アルバムチャートで13→14位とダウンするも、勢いが高まっています。
このブログでは以前から、ミーガン・ザ・スタリオン feat. 千葉雄喜「Mamushi」のチャート動向を注目してきました。今回のミーガンによるパフォーマンスを経て、注目度をさらに高める必要があると感じています。
また上記エントリー掲載の数日前には経済産業省による報告書が公開されています(下記リンク先コラム参照)。ここから、ヒットの兆しがみえてきた際にその勢いを高める取組、そしてその兆しをいち早く察知し流布することの徹底が重要と考えた次第。このブログでは主に後者についてきちんと伝えたいということを、下記コラムを読み実感しています。このエントリー等を発信するのは、それが理由です。
ただ、個人的に考えるのは、こうした取り組みが「選択と集中」になってほしくない、ということだ。
(中略)
「ヒットしそうなもの」や「海外で受け入れられそうなもの」をピックアップしてマーケティングの力で押し出していくことも必要かもしれないが、それだけでなく、むしろこれまでのルールや価値観では捉えきれない面白いものや格好いいものが次々と生まれ、それが“発見”される形で広まっていくことに、この先の希望があるように思う。
最後に。「Mamushi」がヒットし、カマラ・ハリス氏の集会におけるパフォーマンスを機に勢いがさらに高まったならば尚の事、海外のエンターテイナーが政治について発信し、協力することに積極的だという姿勢が日本に伝わることを願っています。政治に関わるのは格好悪いという考え、関わったとして非難や皮肉といった物言いが日本から無くなることを願います。ミーガン等の姿勢が指針になれば嬉しいです。