最新6月26日公開分(集計期間:6月17~23日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が3週連続、通算19週目となる首位を獲得しています。
【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」通算19度目の総合首位、まもなく最終回となるMY FIRST STORY × HYDE「夢幻」が上昇https://t.co/JBb72FMLwH
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2024年6月26日
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」はポイントがダウン傾向にありながらも、この4週は下落幅を5%以内に抑えています。当週はダウンロード指標の増加がみられますが、これは集計期間中に『with MUSIC』(日本テレビ)でパフォーマンスを披露したことが影響したと考えられます。テレビパフォーマンスはとりわけダウンロード指標に大きく反映される傾向があります。
/#withMUSIC #CreepyNuts 出演しました🎤✨
— ソニーミュージック (@SonyMusic_JPN) 2024年6月22日
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「Bling-Bang-Bang-Born」と
「二度寝」を披露しました🔥
▼楽曲を聴くhttps://t.co/pPleWVMryO@ntv_withmusic@Creepy_Nuts_ pic.twitter.com/yyP8jYDg56
一方で「Bling-Bang-Bang-Born」は、ストリーミング指標が21連覇で、カラオケ指標が14週でストップする等、勢いが弱回っていることは間違いないでしょう。次週はダウンロード指標の反動も発生し、ポイント下落幅が大きくなるかもしれません。YOASOBI「アイドル」の持つ最多首位獲得記録まであと3週ですが、次週以降はフィジカルセールスに強い曲が多いゆえ「アイドル」に追いつくかは難しい状況といえそうです。
次週以降少なくとも4週に渡り、初週50万枚前後のフィジカルセールスを記録する作品が総合ソングチャートでも上位に登場するものと思われます。すとぷり「誓いの花束を~With You~」が6月12日公開分において502,920枚のフィジカルセールスを記録しながら他指標未加算(300位未満)となり、総合で6,941ポイントを獲得したことを踏まえれば、少なくとも以下の2曲は次週の7千ポイント超えが既に確実といえるでしょう。
【先ヨミ速報】櫻坂46『自業自得』フラゲ日でハーフミリオン突破 https://t.co/snV31Ifngy
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2024年6月26日
【先ヨミ速報】INI『THE FRAME』6作連続のハーフミリオン突破 https://t.co/yiSuBQD13k
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2024年6月26日
(なお、INIのフィジカルシングル表題曲は「LOUD」となります。)
上記2曲が総合ソングチャートで首位を獲得できるかはデジタルの動向が鍵となりますが、しかしながらより重要なのはストリーミング人気に伴うロングヒットであり、フィジカルセールス指標2週目、またLINE MUSIC再生キャンペーン採用曲はその終了後におけるストリーミング指標の動向を確認し、真の社会的ヒットに至るかを見極める必要があります。
この見方の重要性、そして1週分のチャートでも社会的ヒット曲を可視化すべくビルボードジャパンソングチャートの集計方法は変わるべきだということについては、真の社会的ヒット曲をより可視化すべく、ソングチャートのチャートポリシー変更を提案する(6月22日付)にて記しました。「Bling-Bang-Bang-Born」の首位の座を一時的に奪取した作品の翌週動向をみれば、ブログエントリーを記載した理由が解るはずです。
今後はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が20週目の首位を獲得できるかが注目点となります。フィジカルセールスに強い作品はそれだけで大きなアドバンテージとなりますが、他方デジタルに強くない、またダウンロードやサブスクを未だ解禁しない作品も少なくありません。それら作品のフィジカルセールス指標初加算時においても、「Bling-Bang-Bang-Born」が総合で上回る可能性は十分考えられるでしょう。