イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり)『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見

(※追記(11月15日7時30分):スポーツ紙による11月15日付内定記事を追加しました。またブログエントリーのタイトルを”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事への私見、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見”から”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見”へ訂正しました。)

(※追記(11月16日5時30分):スポーツ紙による11月16日付内定記事を追加しました。また10月11日付のマカロニえんぴつに関する記事を追加しました。)

(※追記(11月17日4時46分):スポーツ紙による11月16日付内定記事(同日午後掲載分)を追加しました。)

 

 

 

今週、『NHK紅白歌合戦』の出場歌手第一弾が発表されるものと思われます。というのも前週から”出場内定”記事がスポーツ紙にて目立ち始めているゆえ。ただしこれには注意が必要です。

上記ツイートに示した通りなのですが、実際スポーツ紙をみると、仮に記事内容が正しくなかったとしても巧く言い訳ができるかのような書き方だと感じるのです。

実際に内容をみてみましょう。ツイートにおける引用部分は冒頭箇所を指しますが、”分かった”というふんわりとした表現にとどまっていることがよく解ります。取材先を明確にしていないのも気になります。

 

(※追記(11月15日7時30分):スポーツ紙による11月15日付内定記事を追加しました。)

(※追記(11月15日5時30分):スポーツ紙による11月16日付内定記事を追加しました。また10月11日付のマカロニえんぴつに関する記事を追加しました。)

(※追記(11月17日4時46分):スポーツ紙による11月16日付内定記事(同日午後掲載分)を追加しました。)

特にサンケイスポーツにおける”急浮上”や”有力視”という言葉は内定よりも弱い表現であり、実際出場が叶わなかったとしてメディアの(厳しい物言いですが)言い逃れは可能と考えます。しかしそれでは改善に至らせることはできません。

実際、昨年は山崎育三郎さんの出場内定を出したスポーツニッポンの例がありました(ツイートでも指摘をいただき、感謝申し上げます)。記事はそのまま残っているゆえ、追記の形ででも正しくなかったことへの訂正謝罪は載せる必要があるでしょう。この一件だけでも、メディアの自浄能力の高くなさが十分に解ってしまいます。

(※記事が削除される可能性を考慮し、キャプチャしています。)

内定報道が出ながら出場に至らなかった歌手がいた場合は特に、歌手側やコアファンの方々が今回の報道の経緯を開示させ、メディアへ自浄を求めるべく動くことが必要と考えます。そして『NHK紅白歌合戦』側が仮に情報をリークしたならば強い問題であり、紅白側に対しても情報非開示の徹底を願います。

 

 

さて、スポーツ紙の記事登場のおよそ1ヶ月前に、このブログでは出場者予想を記しています。

スポーツ紙の報道で名前が出たAimerさん、緑黄色社会、Saucy Dog、BE:FIRSTおよび安全地帯は出場予想歌手として、VaundyさんおよびJO1は可能性があるとして掲載しています。

上記予想を掲載してから1ヶ月強が経ちますが、その間に音楽業界の状況は変わりつつあると感じます。ならばその分も『NHK紅白歌合戦』は考慮する(すべき)と考え、この1ヶ月を踏まえた予想の追記を記載します。

 

まずはヘルプマークや赤十字マークに酷似したグッズの制作が問題となった椎名林檎さんについて。

椎名林檎さんの問題は、ともすれば曲提供したAdoさんの「行方知れず」のチャートアクションにも表れて(引きずって)いるものと考えます。

レコード会社側は歌手に責任はないとして謝罪しましたが、ならばグッズの存在価値とは?という新たな疑念も生まれています。それゆえ尚の事、本人がきちんとコメントしなければならないでしょう。それがない限り、出場を決めても観たいという思いを抱きにくいというのが率直な私見です。

椎名林檎さんに代わる歌手として31年ぶりにオリジナルアルバムをリリースした原由子さんを挙げましたが、実は昨日朝に桑田佳祐さんの年越し公演がアナウンスされており、それを踏まえれば難しいと感じています。仮に出るとすれば、桑田佳祐原由子夫妻として中継での特別出演ということになるかもしれません。

またK-Popアクトについて、自分は当時のコロナ禍の状況から会場でのパフォーマンスは厳しいと踏まえ出場ゼロと記したのですが、たとえば椎名林檎さん枠に先述したIVE等が入る可能性は有り得ると感じています。IVEはストリーミング1億回再生を2曲抱えており、若年層を中心に親しみある歌手と言えます。

 

白組においてはまず、Official髭男dismおよび米津玄師さんの動向に注目です。

白組においてはOfficial髭男dismの復帰を前回の予想で記しましたが、この1ヶ月間で「Subtitle」が特大ヒットとなっています(上記ブログエントリー参照)。ならば「ミックスナッツ」ではなく「Subtitle」を披露し、出場が期待されるSnow Man目黒蓮さんによる曲紹介という流れを期待します。

また米津玄師さんは「KICK BACK」のフィジカルセールスが控えており、今年度最高ポイントの可能性も高いため、「Lemon」以来の出場となれば大きな話題となることでしょう。この1ヶ月で2曲の特大ヒットが生まれることは当時予想していませんでしたが、今からでも『NHK紅白歌合戦』側がアプローチすることを願います。

 

Da-iCEやBE:FIRSTについては前回予想時に紹介しましたが、フィジカルセールスを踏まえJO1やINIが候補に挙がるのは自然といえます。仮にボーイバンド(男性アイドルやボーカルグループ)が複数出演するならば、当初の予想で複数挙げた若手バンドの1枠が差し替わるかもしれませんが、ともすればジャニーズ事務所所属のKing & Princeと入れ替わることもあるかもしれません。ただしキンプリの脱落はあるべきではないと考えます。

デジタルに明るくないジャニーズ事務所においては、若手でフィジカルセールスの多い歌手が出場する傾向があります(特に2010年代後半以降にデビューした歌手はシングルが初週40万枚以上の売上に至る傾向)。その中でKing & Princeは4年連続で出場し、さらに最新シングル「ツキヨミ」「彩り」(ダブルAサイド)は次回11月16日公開分(11月21日付)ビルボードジャパンソングスチャートで最上位を狙える位置にいます。

King & Prince「ツキヨミ」「彩り」(ダブルAサイド)のフィジカルセールスは前週水曜までの速報値でハーフミリオンを突破。メンバー脱退の発表があり彼らに尚の事注目が集まっていますが、ともすれば彼らが脱退のタイミングまで表立った活動ができなくなるのではと懸念する方は少なくないでしょう。個人的にはKing & Princeの『NHK紅白歌合戦』出場は自然なことと捉えており、不出場ならば強い違和感を覚えます。

 

 

最後に。前年もDISH//あいみょんさんのセッションを希望しながら叶わなかったのですが、今一度紅白ならではのコラボレーションへの期待を記します。AdoさんとMrs. GREEN APPLEの双方が出場するならばミセスの大森元貴さんが提供した「私は最強」を、King Gnuと米津玄師さんの双方が出場するならば常田大希さんが参加した「KICK BACK」をコラボで、Aimerさんやmiletさん、YOASOBIそしてVaundyさんが出場するならばVaundyさんプロデュースの「おもかげ」をセッションしてほしいと願います。

 

 

とにかく、『NHK紅白歌合戦』出場歌手については紅白側の発表がすべてであり、近日中に発表される出場歌手(第一弾)発表を待ちたいと思います。そして事前報道に虚偽があればきちんと指摘し、訂正謝罪の掲載と改善を促す必要があるものと考えます。