毎週火曜は日本時間の同日早朝に発表される米ビルボードソングスチャート速報をお送りするのですが、現地時間の2月17日(2月第3月曜)が大統領の日という祝日にあたるため、チャートのアナウンスは翌日にずれ込みます。弊ブログでも翌日紹介予定です。
This week’s #Hot100 announcement will be postponed until tomorrow, Feb. 18.
— Billboard Charts (@billboardcharts) 2020年2月17日
さて、今月始めは台北に行ってきました。久々の海外でしたが食べ物は美味しく、人々は親切で、翻訳アプリや手書きメモを一切使わずに過ごすことが出来、アットホームな感じを受けました。詳しくは自分のインスタグラムに載せているのですが、そのアットホーム感をさらに高めたのが音楽。
台北滞在3日目、台北駅近くで流れていたのはいきものがかりだったり。
ホテルのテレビでは100前後のチャンネルが視聴可能で、そのうち日本で制作された番組を(日本の放送局の区別なく)コンパイルした局もあり、『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(2014 フジテレビ)が流れていたのに驚くなど。またNHKチャンネルもあり、帰国直前の時間には『NHKのど自慢』がOAされていました。
親日と呼ばれる台湾からすれば、日本文化に触れたいと思うのは自然なことでしょう。ゆえに様々な歌手が台北を中心にライブを開催しています。街で「Lemon」が流れていたこの方も。
米津玄師さんは4月に台北および中国は上海でライブを開催。現地に住む日本人や日本から訪ねたファンだけで最大15000人収容可能な台北アリーナは埋まりにくいのではないかと考えると、やはり現地の台湾人ファンが多いことが想像出来ます。
ではどうやって台湾の方が米津玄師さんを聴くかというと。
上記キャプチャは途中省略したものですが、台湾のSpotifyでは最新2月16日付デイリーチャート(→こちら)で米津玄師「Lemon」が158位に入っています。楽曲のSpotifyデータ(→こちら)をみると香港でもランクインしているのみならず、台湾ではデイリーチャートで最高15位を記録。またダウンロードでもヒットし、CDもリリースされたとのこと。
それにしても不思議なのは、米津玄師さんが日本ではサブスクリプションサービス未解禁のままである一方、台湾や香港では解禁済みという事実。これはSNSのフォロワーの方からも教えていただいたことではあったのですが、現地に赴き音楽に触れてみると尚の事、その不思議というか不可思議とすら言える現象に色々考えさせられた次第。もしかしたら米津玄師さんに限らず、日本ではサブスクリプションサービス未解禁だが…という歌手がいるかもしれませんが、大半は日本や海外の区別なくサブスクリプションサービス未解禁と考えられ、下記エントリーを踏まえればやはり勿体無いと思わざるを得ません。
ちなみに米津玄師さんの海外公演については、新型コロナウイルスの影響で今後の中止等の可能性が考えられます。中国での公演を中止する歌手が増え、その歌手の多くが台湾でも公演するため、海外公演全体を中止するという流れが目立ちつつあります。詳しくは下記をご参照ください(勝手ながら取り上げさせていただきます。問題があれば削除いたします)。
台北の新型コロナウイルスへの対策、マスクの不足が心配される点以外は日本より徹底されていました。
インスタグラムにも書きましたが、日本におけるマスク着用率は異様に低いという実感を抱いています。これは自分の住む場所が都心部ではないためなのかもしれませんが、ともすれば今になってようやく対策強化(指針発表等)するという出遅れが市井の慢心を招いた可能性があるかもしれません。更にはクルーズ船対応の杜撰さ等により、日本を見る世界の目が変わるのではないか…そう思うと心が苦しくなります。そういえば、台北にいる際に一斉に警告が出て以降、日本で同様の警告が流れた記憶はありません。再び旅行を楽しめるべく、日本は安心だから海外に行っても大丈夫だというお墨付きを与えるべく、国側が躍起になってほしいと思います。