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弘前ねぷたまつりのマナー問題は遂に”全国区”へ…自治体のルール策定は最早避けては通れないでしょう

弘前ねぷたまつりにおける観客のマナー問題は遂に”全国区”になってしまいました。

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上記キャプチャは今朝7時過ぎのYahoo!JAPANトップページ。弘前経済新聞が昨日掲載した記事がみんなの経済新聞ネットワーク発として、トップで紹介されています。

自分も今夏は2度、マナー問題について記載しています。

今日もラジオ番組生放送のために会場となった下土手町に行くのですが、跡が残っていそうだと想像するだけで既に幻滅する自分がいます。

 

弘前経済新聞が今回記事にした理由は判りかねますが、『現在、市民の間で意見が交わされている』というのはおそらくSNS掲示板の反応を見たゆえでしょう。とりわけ、青森市ねぶた祭りにおけるマナー問題を指摘し率先して陣取り剥がしを実施した方のツイートには数千ものリツイート等がされています。つまりはマナー問題を疑問視する方が顕在化したように思うのです。

他方、弘前ねぷたまつり運営委員会が『いたちごっこ』と、平川ねぷたまつりが『対応できないのが現状』(『』内は弘前経済新聞の記事より)と、行政側の言葉がなんだかふわっとしてやいないかと思ってしまいます。マナー問題は以前から散見され、しかも記事からは陣取りが地元住民によるものだと解るゆえ、厳格なルールの策定に乗り出し祭り期間中のスタッフを増員するよう以前から計画を立てておけば、地元住民にもマナー問題の深刻さが浸透し陣取り等が行われにくくなると思うのですが。『』の行間からは、ハナから諦めてやいないかという感じが伝わってくるように思うのです。厳しい物言いかもしれませんが。

今回、記事を介して弘前ねぷたまつり等のマナー問題が全国に知れ渡ってしまったことで、次回からの祭り観賞を控える人が出てくるかもしれません。ならば、今こそルールを策定し浸透させ、それを全国にアピールしないと、津軽の祭りのイメージは悪化したままで止まってしまうでしょう。ルール策定が功を奏したならば他の自治体にも成功事例を伝達し共有することで、津軽自治体の株は上がるはず。策定に乗り出さない手はないと思います。

 

ちなみに先週の今日、担当ラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)の放送終了後、弘前ねぷたまつりの当日の運行コースであった土手町の人だかりが一斉に動きだしていました。車両通行止めにした道路で観客に陣取る許可が与えられた瞬間だったのです。これだと祭り開始30分前ゆえ陣取りテープを貼る必要もなく、また熱中症を敬遠し一時的に場所から離れることもほぼないだろうと考えると、たとえば陣取り許可を祭り開始の直前に一斉伝達したり、どうしてもという方には許可制にして市側が場所を用意する…というアイデアが浮かんだ次第です。

 

なお今回の弘前ねぷたまつり期間中、駅前運行が行われた翌日にねぷた集合場所の北大通りを通ると、中央分離帯のラベンダー畑に第3のビールの空き缶が置かれていました。弘前経済新聞の記事にもあるように、5年前の死亡事故を教訓として『すべての参加者の合同運行コースを運行する際の飲酒を禁止する』ことが制定されています(『』内は弘前ねぷたまつり運行安全指針より)。中央分離帯に、それも直立していた空き缶の不自然さを思うに、ねぷた運行関係者が捨てた可能性は低くありません。仮にそうならばマナー問題同様大きな問題ではないでしょうか。

 

仮に自治体が本腰を入れてルール策定に動くならば、積極的に参加したいと思う自分がいます。