イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

DA PUMP、「U.S.A.」が過去最大のポイント数獲得&代表曲ランクイン

最新8月6日付のビルボードジャパンソングスチャート、嵐「夏疾風」が首位に立ちました。

他方、こちらでほぼ毎週追いかけているDA PUMP「U.S.A.」は1ランクダウンの3位。しかし『ストリーミングと動画再生では1位を守り続け』(上記リンク先の記事より、最高得点を叩き出しました。

日付 総合順位 総合ポイント

 各指標順位(ダウンロード/ストリーミング/シングルCDセールス/ルックアップ)

6/18 3位 7554ポイント 2位/10位/10位/30位

6/25 5位 6551ポイント 5位/1位/19位/18位

7/  2 3位 6236ポイント 3位/2位/29位/14位

7/  9 4位 7243ポイント 2位/1位/23位/7位

7/16 2位 8033ポイント 2位/1位/15位/5位

7/23 2位 8090ポイント 1位/1位/27位/4位

7/30 2位 8371ポイント 1位/1位/20位/5位

8/  6 3位 9923ポイント 3位/1位/22位/4位 ←New

ここにきての急激な伸びは、先週月曜からの1週間に2つ、夜放送の音楽番組に出演したことが大きいと言えるでしょう。

こちらはオリコンの記事。『SONGS』(NHK総合 7月28日放送分に出演)登場効果について触れています。『2018 FNSうたの夏まつり』(フジテレビ 7月25日放送)に次ぐ出演でニーズがさらに高まったと思われますが、YouTube再生回数は前週比2.8%のアップにとどまっていることから、各指標が総合的に上昇したといえるかもしれません。

(余談ですが、オリコンは近日中にチャートポリシーを変更する模様ですが、その前触れでしょうか、デジタルダウンロードや今回紹介したYouTubeチャートも積極的に紹介し始めており、チャートの複合指標化を着々と進めている印象があります。)

そして、DA PUMP出演効果は他にも。オリコンYouTube記事では『「週間楽曲ランキング」では2000年発表のヒット曲、「if...」も20位まで浮上した』とありますが、『SONGS』での披露等が功を奏してか、ビルボードジャパンソングスチャートで82位にランクインしています。尤も前週は67位に初登場していたためランクダウンしてはいるのですが、過去の楽曲にスポットライトが当たる状況は、今のDA PUMPへの注目の高さを示していますね。

上記をはじめ、6月に過去のミュージックビデオが一斉解禁。

現体制となったDA PUMPが過去の4人体制も堂々と示すことで、たとえば今のメディアが過去の在籍者をなかったことのようにするような措置(モザイクや不自然なカメラワーク等)を採ったり、または市井が過去を茶化すような悪しき風潮が如何に愚かであるか、DA PUMPが如何に今を走っているのか、これらを表しているかのようで格好いいと思うのです。そしてこの一挙公開が下地となり、テレビでのパフォーマンスを見て生まれたニーズに応えることに成功、YouTubeのみならず複合指標のチャートにも入ってきているわけですから、チャートアクション的にもそしてマーケティング面でもお見事と言うよりほかありません。

 

今週は音楽番組でのテレビ出演はなさそうですが、月曜にはバラエティ番組に出演(『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ))。音楽番組からバラエティ番組に出演をシフトしていくことで、さらに認知度が高まっていきそうです。総合ポイント数がどう推移するかは分かりかねますが、先週のブログでの『1万ポイントを超えるのは厳しいかも』という自分の予想をいい意味で裏切ったこともあり、今後ますます推移を追いかけていきたいと思っています。