米ビルボード、最新4月14日付ゴスペルソングスチャートが面白いことになっています。長らく首位に在籍したキャリン・ホーソーン「Won't He Do It」が赤丸を付けながら陥落、替わりにチャーリー・ウィルソン feat. T.I.「I'm Blessed」が久々の首位奪還を果たしました。
R&B界のチャーリー・ウィルソンが制したゴスペルソングスチャート、10位にはポップス界からトリー・ケリーが初登場。
トリー・ケリー×(アンソニー・ハミルトンのバックコーラスを務める)ハミルトーンズ、そしてプロデュースがカーク・フランクリンという凄い布陣。事前収録されたゴスペル界最大の賞、ステラー賞で初披露されその放送日にデジタルダウンロード解禁されたことで、高位置での初登場となりました。賞でのパフォーマンス等は下記bmrの記事に詳しく掲載されています。
そして25位にはR&B、さらにはかつてヒップホップアクトだった彼女たちによる濃厚ゴスペル曲が初登場。
FOXテレビで放送されているドラマ『STAR 夢の代償』で披露された楽曲。『米国ドラマ史の記録を塗り替えた大ヒットドラマ、「Empire 成功の代償」の製作総指揮リー・ダニエルズが手がける新たなテレビドラマ』(『STAR 夢の代償』より)とのことで、『Empire...』同様音楽の使い方にこだわっている模様。ブランディ、クイーン・ラティファそしてパティ・ラベルという世代もジャンルも異なる3名が魂をぶつけ合う、シンプルなオケと歌詞だからこそ3名の歌がより映える...そんな曲となっています。
ちなみにこの曲が用いられた『STAR...』、前回放送分ではR&Bですがなんとこの曲が。
ドネル・ジョーンズによる名曲(2000年、最高29位)を、以前弊ブログでも紹介したルーク・ジェイムスがカバー。彼特有のファルセットはこの曲ではみられませんが、歌の巧さは格別。サウンドトラックが出たならば絶対手にしたい楽曲群です。
というわけで最新ゴスペルソングスチャート、どんどん多様な形になっています。次週以降の動向にも注目です。