タワーレコードのフリーペーパー、bounceの3月号(2月25日より店頭にて配布)がオンラインストアで即完(それも普段の倍の在庫を用意しながら)、店頭在庫も早々に切れる事態になっています。
表紙が星野源さん(シングル「ドラえもん」発売)と三浦大知さん(アルバム『BEST』発売)という人気者が担当するゆえかもしれませんが、タワーレコードになかなか取りに行けなかった(距離的に最も近くても2時間半以上かかる)身にはジレンマで、行ったときには既にない状態。毎回オンラインストアで購入するのですが、タワーレコードでは在庫登録が毎回配布直前であり、おそらくは今号において、実質24時間も販売してなかったのではないかと。定期購読も見当たらないゆえ、遠方でbounceを必要とする者への配慮をもう少し強めていただきたい、とタワーレコードの担当者にお願いしたいところです。
さて今回、そんな失意の自分に手を差し伸べてくださった方のおかげでbounce最新号を手にすることが出来ました(この場を借りてあらためて感謝申し上げます)。三浦大知さんの特集は4ページに渡り、実に濃いものでした。
実際はbounceと同じ内容が上記リンク先に掲載され、そこではYouTubeのリンクも貼られているのでより濃くみえるかもしれませんがしかし、紙で読む感覚は別だったり。その特集、リンク先では最終頁にあたる"三浦大知の音楽の大地に作用したアーティストたち"の最後にPJ・モートンが紹介されているのは意外でした。昨年春に現地で発表されながら入手困難だったアルバムが、秋に日本でフィジカル化された『Gumbo』。アルバムについては日本での発売元にも掲載されています。このアルバムのオープニングを飾る「First Began」が徐々に人気を集めつつあり、そちらを紹介。
1月に公開されたミュージックビデオは、愛に包まれた作品に。『第60回グラミー賞では、『Gumbo』が最優秀R&Bアルバム部門、オープニングを飾る“First Began”が最優秀R&Bソング部門の候補』となったPJ・モートンですが(『』内は下記bmrリンク先より。なお2部門とも受賞を逃しています)、そのグラミー賞効果もあってか、最新3月10日付の米ビルボード、アダルトR&Bソングスチャートでは、初登場した前週から2ランクアップし28位に。少しずつ、でも確実に浸透してきているのが解ります。三浦大知さんのファンの皆さんがbounceを機に、PJ・モートンの魅力に触れていただけたならば嬉しい限りです。
ちなみに「First Began」を聴いてその節回し等がスティーヴィー・ワンダーっぽいなあと思った方もいらっしゃることでしょう。そのスティーヴィー御大と共演している曲もあるのでこちらも是非。というかこのスティーヴィーの入り方、めちゃめちゃ洒落てますよね。
そのPJ・モートン、まさに今日ライブ盤をリリースしました。
上記bmrの記事では発売日に触れられていませんでしたが。
YALL READY?? MIDNIGHT!!! 3/9 #GUMBOUNPLUGGED #LECRAE #BJTHECHICAGOKID #YEBBA #THEHAMILTONES #KEYONHARROLD #THEAMOURS #STICKINGTOMYGUNS pic.twitter.com/Fe1FoSFIiZ
— PJ MORTON (@PJMORTON) 2018年3月8日
日本では時差の関係上、いち早く手に入れることが出来ます。
収録曲のひとつ、ビー・ジーズのカバーとなる「How Deep Is Your Love」(『Gumbo』にも収録)の動画も公開。サム・スミスの新作でデュエット相手を務めたイェバの歌声も含め、温かみのある空間が広がっています。