イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

青森で素晴らしいミュージカルを鑑賞する

一昨日は人生初のミュージカル鑑賞。

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20180106かつてのゴスペル仲間が、ミュージカルが青森で開催されるので是非!ということで行ってきました。初のミュージカル鑑賞に若干の不安を抱いていたのですが…とにかく楽しく、そして心揺さぶられました。ネタバレになるので内容は言えないけど、主人公の抱えていたものが最後にああなった時の出演者の歌声には特にグッとくるものが…ただただ見事でした。紹介してくれた仲間に感謝!当初アンケート用紙いただいていなかったもののこれは書かねば!と、思いの丈を書いてきました。素晴らしい時間でした。

終演直後、インスタにあるまじき?長文をあげるほど、興奮していた自分です。

 

青森が初の地方公演となったミュージカル『Play a Life』。会場は青森県立美術館

青森県立美術館にシアターがあることは知っていたものの、こんなに素晴らしい空間だということは、入るまで分かりませんでした。こんな素晴らしい作品が上演されるならばどんどん活用されてほしいと実感していますし、是非多くの作品を招致していただきたいなと。

 

物語における妻の状況に驚きつつも、その事実を知って振り返るに主人公の家での行動は妻を差し引いても成立するものだったと納得。最後、主人公の思いが変わった直後、これまで3名で幾度となく歌われてきたテーマ曲がハーモニーを極度抑えてユニゾンで進行したところに、主人公の前進を実感しとりわけ感動しました。役者陣によるそれぞれの配役への寄せ方も見事でしたが、個人的には妻役の木村花代さんの、(特に終盤までの)哀しみを主体とする表情や、出番がないときに舞台後ろで(演者3名は終始舞台上にいることに)、次のシーンに向けて雰囲気を作り上げる姿に役者魂を見た思いです。このツイートやブログには見られない表情に、いい意味で驚かされました。役者って本当に格好いいなあと。

物語の中身について、ネタバレせずに書くのは難しいのですが一言だけ踏み込んで書くならば、この物語のシチュエーションっておそらく誰しもが経験することなんですよね。すべての人が愛しい人と同じタイミングで...ということはまずないわけで。そうなった際の悲しみの深さは計り知れないものの、そこからどうしていくか。自分がそうなったならば主人公と同じ行動を採ってしまうのかもしれないと思うのですが、その時が来たらこの”今を生きる”というテーマを思い出し、淀むことなく前に進みたいと思います。『Play a Life』は本当に多くの気付きを得ることが出来た作品でした。

 

ちなみに、自分が見た赤りんご組の主人公が原慎一郎さんだったことから、彼がクリストフの吹き替えを担当した『アナと雪の女王』の映画タイトルやモノマネ?が飛び出したり、たくさんの映画タイトルが出て来る中で”先生、その映画をお勧めして大丈夫?”的なものもあったりするので、映画好きな方にも楽しめるかもしれません。キャストは一部異なりますが次回は静岡県浜松市で公演がありますので気になった方は是非。

 

最後に。今回のテーマから思い出した作品を。

この素晴らしい曲を思い出させてくれたことも含め、『Play a Life』に出会えたことに感謝します。