イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

コミュニティFMが頭を抱えるかもしれない?来年春の改編問題

こちらは、自分も『わがままWAVE It's Cool!』(日曜17時)で参加している弘前市コミュニティFMFMアップルウェーブのタイムテーブル。10月3日夜の段階のものです。 

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PDFはこちら。実はこちらは最新のものではなく、9月末に配られたフリーペーパー掲載分が最新版。 

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(綺麗な撮り方ではないですね。申し訳ありません。)

最新版では土曜17時枠が変更になったのですが、しかし2つのタイムテーブル共、月-木曜の22時台がJ-WAVE発の『AVALON』となっています。ところがJ-WAVEでは今秋の改編により『AVALON』が金曜20時に移動(週4→1回へ)、そして『SONAR MUSIC』が21時からの3時間に枠拡大となりました。また、25時・26時発の番組が秋改編により1時間ずつ繰り上がっています。

今回の秋改編で、長らく20時を境に番組が変わっていたJ-WAVE月-木曜の境目が21時に変わったことにより、今後の全国のコミュニティFM局がタイムテーブル変更を余儀なくさせられるのでは?と思っています。

 

現在、J-WAVEを発信しているコミュニティFMは下記の通り。40以上の局が利用しています。 f:id:face_urbansoul:20171003202948p:image

これらの局のタイムテーブルを全て確認は出来ませんでしたが、今朝の段階における近隣のコミュニティFM局を確認したところ、たとえばラヂオもりおか(岩手県盛岡市)は月-木曜20-22時が『JAM THE WORLD』(J-WAVE)のまま。この番組は秋改編で開始及び終了時刻が1時間繰り上がりました。仙台シティエフエム(宮城県仙台市)は24時以降がJ-WAVE時間帯ですがこちらも番組名は変更されず。2局とも、この秋には大きな改編をしていないでしょうから、J-WAVE切り替えのタイミングで番組途中から飛び乗る形となっているはずです。また、BeFM(青森県八戸市)では22時以降”J-WAVE”としか書かれていないのですがこちらも『SONAR MUSIC』の途中から飛び乗る形となり、リスナーはこれらコミュニティFMを介してJ-WAVE番組については番組開始時間からチェックすることが出来なくなりました。22時からJ-WAVEが流れるFMアップルウェーブについても同様です。

 

J-WAVEはこの春の改編において、月-木曜は9時から16時半までの番組を3つから2つに変更、区切りを11時半と14時から13時のみに変えてきました。これが好評だったためでしょうか、秋改編では16時半以降の番組の区切りを、20時・22時・23時半・25時から19時・21時・24時に変更しており、この半年でガラリと様変わりさせてきました。変更は一般リスナー対してはタイムテーブルの発表を介して周知されるため、改編前月の25日頃にならないと解らないのですが、せめて契約を結んでいるコミュニティFMに対しては早い段階で周知したほうが、この秋の”J-WAVE飛び乗りで中途半端に始まる”という聴き心地の悪さを解消出来るようなタイムテーブルを組めたのでは?と考えます。とはいえこれはあくまで推測であり、実際はJ-WAVEが、改編の数ヶ月前から既にその旨を各コミュニティFM側に提示していたかもしれません。となると、コミュニティFM側が次の春改編でどう動くかということになります。

 

リスナーからすれば、番組が一部カットされて流れるのは不満に思うはず。ならば、たとえばFMアップルウェーブにおいては月-木曜の21時台の録音番組を26時台に移行という手段もあるかもしれませんが、それでは制作側も固定客(番組リスナー)も拒否する可能性は否めません。J-WAVEとの整合性をどうするか、悩ましい問題ではありますがそれでも、番組が中途半端に始まることで違和感を覚えるよりはきっちり番組冒頭から流せる形にしたほうがリスナーのためになるのではないか、というのが私見です。