イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米ビルボードが邦楽ニュースを発信しはじめている?

リツイート、そしてとりわけお気に入りがあまりに伸びてビックリしました。

 

自分が引用したのは米ビルボードのツイート。実は米ビルボード、最近になって邦楽を取り上げるようになった気がするのです。先のSKY-HIさんの件に限らず、他にも。

以前は邦楽ミュージシャンの名前がほとんど出てこなかったはずで、ゆえに驚きました。

調べてみてわかったのですが、これらの記事はいずれも、以前ビルボード・ジャパンに掲載された記事を(一部編集の上で)転載したものでした。元記事は下記に。

ビルボード・ジャパンには日々沢山の音楽ニュースが掲載されるのですが、その中から米ビルボードに”選抜される”のはごく一部。おそらくは海外でリリースやライブを行ったり、海外のミュージシャンと組んだ方のニュースが積極的に発信されているということでしょう。そんな中で、米津玄師さんのチャートアクションについて海外発信されるのはなかなか面白いなと思うのです。

 

ビルボードでの邦楽の紹介の動きがなぜ出てきたのかは不明です。しかし、この流れは本当に歓迎したいところ。なぜなら。

日本のレコード会社に対してちょっと厳しい物言いになったかもしれず、その点はお詫び申し上げます。しかしながらたとえば米津玄師さんの記事において、YouTube等のリンクが掲載されておらず、仮に海外で米津さんの公式動画が見られない(制限されている)ゆえの未掲載ならば(そしてそれが日本のレコード会社の方針ならば)、機会損失であり非常に勿体無いと思うのです。尤も、ビルボード・ジャパンの記事でも動画は未掲載であり、米ビルボードそれに倣っただけかもしれませんが。

ビルボードは、ビルボード・ジャパンの記事そして豊富な情報量を通じて、優れた邦楽を今後も発信していくでしょうし、その頻度が高まるものと推測出来ます。その際、海外からの邦楽に対するニーズの高まりにどう応えていくかを議論し実行するのは急務です。積極的な音楽配信、ショートバージョンや途中の宣伝挿入等のないミュージックビデオの発信等、海外でも通用するやり方を積極的に構築しないとならないでしょう。日本のレコード会社にその流れが生まれることを願うばかりです。