昨日8月6日付、『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で85位に初登場を果たした曲がツボだったのでメモ。
85位は、Neighbors Complain(@NeighborsC)「Sha La La Disco」結成は、2012年ですがその前にメンバーは、ボーカルがニューヨーク、ドラムはボストン、ベースはロサンゼルスで音楽を勉強していたそう。#jwave #tokio_hot100
— tokio_hot100 (@tokio_hot100) 2017年8月6日
収録アルバム『NBCP』はApple Musicによるストリーミングや、iTunes Storeでの配信もないため、HMVページのリンクを下記に。頭の45秒間確認出来ます。
J-WAVEをradikoで確認するにはこちらから。8月13日まで聴取可能、また首都圏以外にお住まいの方はradikoプレミアム(有料)会員になればチェック出来ます。
曲を支配する”黒いグルーヴ”がR&B好きな身にはツボなのですが、それもそのはず、アルバムを手掛けているのがSkoop On Somebodyの元メンバー、野上幸平さん。その野上さんは今回のチャートインについてツイート。
jwave チャートインについて、皆さんの盛り上がりがこうして形になったんだと染み染みと実感。。もう本当に感謝しかありません。こうなったら、もっと盛り上げてやって下さい!なんて、欲深な気持ちにもなったり^^;ネイバーズコンプレインをより多くの方への拡散何卒宜しくお願いいたします!
— Kohey Nogami (@cafeheaven) 2017年8月6日
さてそのNeighbors Complain、アルバムからの先行シングルとして昨年「Night Drivin'」をリリースしているのですが、この曲が先月からスズキエスクードのCMソングとして用いられているのです。聴いたことあるという方は少なくないはず。
実は最近の自動車業界のCMソングにある共通点が。【リリースから1年程度経過した】【黒いグルーヴを持った】【日本人バンド】の曲を用いる傾向があるんですよね。Suchmos、Nulbarichもそうでした(どちらもHONDA)。
Suchmosの成功以降この傾向が強まった、もしくはSuchmosのアルバムが大ヒットしたことを踏まえ、もしかしたら他のバンドはSuchmosの二番煎じと揶揄されるかもしれませんが、彼らの年齢を踏まえれば、音楽に興味を持ち出した頃にたとえばジャミロクワイやディアンジェロが流行っていたわけで、そこにルーツがあると考えれば黒いグルーヴを湛えたバンドが相次いで登場するのは自然なことでしょう。
そして面白いというか褒め称えたいのは自動車業界の姿勢。CMソングは基本、各車種の主要ターゲット層が青春時代に聴いていた曲が用いられるゆえ過去の名曲がメインになることが多いのですが、若者向け(といっても20~30代)の車種のCMに、リリース直後ではないとしても最近の曲を充てようとする姿勢は、音楽業界が活性化するという意味においてもありがたいと思うのです。今回のスズキにおけるNeighbors Complainの起用は、彼らの良さを知ったスズキ側からのエール...というのはさすがに考え過ぎかもしれませんが、CM露出を経て認知度そして人気が高まるならば何よりも嬉しいことですよね。
YouTubeでNeighbors Complainと入れて検索すると、様々なカバー曲が出てきます。いずれの名曲も彼らなりの色をまとっているので是非チェックを。ちなみに先述したSuchmosもカバーしていて、カバー理由は不明ですがなかなか面白いことしているなあとニヤリ。黒いグルーヴを湛えた邦楽バンドが今後どんどん出てきて、そしてムーブメントになってほしいものです。