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首都圏ラジオ局における4月の聴取率調査結果が発表されない問題と、改善案の提示

今、ラジオ好きの間で話題になっているのが、【TBSラジオが4月の聴取率調査の結果を発表しない】という問題です。

 

テレビで言うところの視聴率にあたる聴取率。弊ブログでは首都圏ラジオ局が偶数月に実施している聴取率調査結果が判明する毎に私見を述べています。前回、2月の結果についても記載しました。

リンク先にあるTBSラジオのプレスリリースは3月22日。同じ日には調査を実施しているビデオリサーチもプレスリリースを発表しています。

ところが、4月度の調査結果において、ビデオリサーチは5月19日には既に発表しているのですが(2017年4月度首都圏ラジオ聴取率の調査結果 | ビデオリサーチ)、TBSラジオのホームページでは本日7時現在、未だにプレスリリースがないのです。15年以上聴取率1位を記録している局が今回に限って報じないというのはもしや聴取率首位から陥落したのでは?という声がSNS等で散見されているのですが、それも無理はないでしょう。

 

 

というわけで、4月度の首都圏ラジオ聴取率の調査結果を、様々なところの欠片を拾い集められる限り集め、まとめてみました。

 

まずは下記サイトで、【TBSラジオが今期も首位を獲得した】ことが確認出来ます。

TBSラジオは95期(15年10ヶ月)連続で首位を獲得し、2位はJ-WAVEとなっています。

また、【TBSラジオの局平均聴取率は0.9%】であることも判明しています。

放送後記の冒頭の写真は、ナイツのお二人と出水麻衣アナウンサーが局に掲げられた聴取率情報をバックに記念撮影したもの。自身の番組の他、時間帯トップ番組一覧、および”0.9% V95”という文字が確認出来ます。その他、5月19日以降、番組によっては放送中に(自身の番組の)聴取率について取り上げたところもある模様です。一方で、TBS放送センターに行ったリスナーの方が同局の聴取率についての掲示を撮影しようとしたらNGだった、というツイートもありました。

 

これらを踏まえるに、TBSラジオ側は今後局のホームページ等で大々的に聴取率1位!と謳うことを取りやめたのではないか、と推測しています。いや、ニッポン放送Twitterでの聴取率発表を取りやめたというツイートもあることから、もしかしたら放送局全体が聴取率を大々的に発表することを取りやめた(各局が申し合わせた)のではないか、とも考えます。後者が正しければ、TBSラジオが今期も1位だったゆえ吉報は紹介したいところでしょうが自粛した...と捉えてもおかしくありませんね。

 

 

ならば、今回の調査以降、これまでTBSラジオが発表してきた局および番組の聴取率についてはビデオリサーチ側が発表(を管理)することを強く求めます。何も、聴取率トップの局が代表して発表する必要はなく、また視聴率についてはビデオリサーチが定期的に発表しているわけですから、聴取率をビデオリサーチ側が発表することになんら足枷はないのではないでしょうか。この【局や番組の聴取率をビデオリサーチで発表する】ことが改善案のひとつ。

そしてもうひとつ。何より聴取率調査週間(イコール”スペシャルウイーク”)と大々的に謳い、リアルタイムで聴くことをあれだけ勧めておきながら結果は発表しないというのはあまりにも矛盾しているのではないでしょうか。聴取率調査自体は必要でしょうから、【豪華ゲストやプレゼントに頼るスペシャルウイークというシステムを廃する】もしくは【聴取率を発表しない代わりに、聴取率調査週間がいつなのかを(少なくともリスナーに)公表しない】という案を提示します。これにより聴取率がより現実的な数値となり、そして現在ラジオ好きの間で生じている懸念がそもそも論ですがなくなるわけです。最初の改善案に比べれば現状においてかなり難易度が高いのは承知でそれでも、スペシャルウイークというシステム、穿った見方をすれば聴取率調査への”ドーピング”を見直すことも必要かもしれません。

 

ただし、仮にそれらを行うとしても早くて次回の聴取率調査以降でしょうから、何よりもまず今回の結果をTBSラジオのホームページで公表することが必要だと言えます。

 

 

今回、同様の問題意識を抱いている方のツイートを用いさせていただきました。問題があれば削除させていただきます。

また、昨夜Twitterの返信の形にて、TBSラジオ宛に聴取率調査結果の公表を尋ねてみました。

何かしらのリアクションがあることを強く願います。