2週間近く前の話になるのですが、書き記さねばと思いエントリー。
青森で開催されなくなったことは、残念という一言に尽きます。
BAYCAMPを主催しているATFIELD青木さんのおかげで魔物を続けることができました!
— 成田大致【THE 夏の魔物】 (@NaritaDaichi) 2017年4月23日
野外フェス「夏の魔物」今年は川崎で開催 https://t.co/OSFtmEOaNq
開催にあたってブログを更新🍞第一弾発表は4月27日🔥https://t.co/hwqNjTP93F
まさに寝耳に水。半日遅れでこの事を知ったのですが。
夏の魔物フェスが青森で開催されなくなった件。昨年参戦した際の感想にて述べた、メディア等地元企業への問題提起が今回の一因だと思っています https://t.co/IIE9LLWL11
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2017年4月24日
ブログの最後に“また来年!”と書いていたのを見て、ただただ虚しくなりました…
厳密には、『問題提起が今回の一因』ではなく、『問題提起したその内容が今回の一因』でした。結構気が動転していたのか、きちんと推敲していなかったのが恥ずかしい限り。
夏の魔物フェスについては、ボランティアスタッフの中にラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)のスタッフもいますし、また昨年は夏の魔物出演歌手の特集も組ませていただいたほど。この特集については番組後半でボランティアスタッフの代表も登場してくださり、アンオフィシャルな特集企画だったものが最終的には大きな潮流を作れたのではと実感していました。そして自分は昨年のフェスに参戦したのですが、そこで実感したのはこのフェスがごった煮で、あまりに独特過ぎる故に、仮にハマった人がいたならば病みつきになること必至だということ。自分は結果的にファンになり、ゆえに『また来年!』と書き記したんですよね。
昨年どうやらバックアップが付いたことで主に金銭的に余裕が生まれ(申し訳ないのですがこのあたりの記憶は漠然としています)、ゆえに安定した運営が出来るのでは、その点では翌年以降ポジティブに変化するのでは…と考えていたゆえ、今回の川崎移転はとにかく残念。あと1年、実験的に青森で開催し状況を判断しても良かったのではないかと思うのです。主催がついてわずか1年での移転は、正直見放された感も芽生えてしまっています。
しかし、夏の魔物フェス側にも移転しないといけない理由があったことでしょう。つまりは青森に”こだわる必要がなくなった”ということ。その理由は何かを考えていくうち、あるフェスの問題に行き着きました。
エントリーを記載したその前年、晩夏に青森市中心部で開催されたフェス、【AOMORI SHOCK ON】についての私見。当初から第二弾は開催されないだろうという前提でこのエントリーについて書きました。
その後、このような文言が掲載されていました。
2015年度の開催について
昨年以上のより良いお祭りとするために、昨年の内容を検証し、皆様から頂いたご意見やご要望を、実行委員会及び関係者にて検討・立案してまいりましたが、本プロジェクトの想いを表現するためには検討時間が足らず、大変悩みましたが断腸の思いで、今年は開催を断念することを決めました。
・青森食音「AOMORI SHOCK ON」2014.9.27・28青森港新中央埠頭特設ステージにて開催!トップページより
ブログエントリーの2ヶ月後、2015年7月17日に実行委員長の大嶋憲通氏名義で記載されたこの内容を、実はつい最近知りました。今まで知らなかった自分を恥じたのですが、それより遥かに強い違和感を覚えたのです。遠慮なく書かせていただくならば。
まずは、【真剣に検証したのだろうか?】ということ。晩夏開催であり、翌年も開催するのであれば開催後早急に検証すべきだったはず。その上で第二弾の開催が相応しくないと決まればチケットを発売する時期(春頃、遅くても初夏あたりでしょうか)の前にはアナウンスするのが自然です。フェスの継続性を訴えていたのならば尚の事。
【第二弾中止のアナウンスの仕方が不親切では?】とも言えます。もしかしたらテレビやラジオ等のメディアでは第二弾開催中止が発表され、単に自分が知らなかっただけかもしれません。が、SNSにおいてはFacebookでもTwitterでもアナウンスされていません。これでは、不都合な真実を隠していると思われてもおかしくないはずです。実際、FacebookでもTwitterでも開催後の報告がきちんと記載されていないのですから邪推してしまうのは自然のことでしょう。
そして。今回の検討は、実行委員会や関係者と行われたとのこと。特別後援のRAB青森放送をはじめ、後援には青森県は勿論のこと東北の放送局が、協賛には青森県内の企業が参加しています。これら企業に対し、【AOMORI SHOCK ONの失敗が、フェス単体の失敗ではなく”青森でフェスを開催すること自体に魅力がない”と思わせたのではないか?】という懸念を抱いています。昨年の夏の魔物フェスにおけるブースの物足りなさは、これら企業がAOMORI SHOCK ONの失敗を必要以上に悪く捉えてしまったゆえの結果ではないか、もっと言えばAOMORI SHOCK ONがきちんと自身の失敗を検証せずもしくは検証自体が後手後手だったため、しびれを切らした企業側がフェス自体に非協力的になったのではないか…そう考えれば、AOMORI SHOCK ONの"後味の悪さ"は、青森での音楽フェスの可能性を潰してしまったと言っても過言ではないでしょう。
さて、では青森県に音楽フェスを呼び込むにはどうすればいいかを考えてみたのですが、その前に、”どうしたらAOMORI SHOCK ONや夏の魔物フェスにより多くの人が呼べただろうか?”というそもそも論が自分の頭の中をよぎったわけで。つまりは、AOMORI SHOCK ONがきちんと検証していなかったかもしれない、フェスの反省点...どこかでまとめないといけませんね。