米ビルボードソングスチャートを定点観測。
現地時間の3月20日月曜(日本時間の火曜)早朝に発表された、4月1日付最新チャート。エド・シーラン「Shape Of You」が7週連続、通算8週目となる1位を記録しました。
記事は下記に。
Ed Sheeran leads the #Hot100 for an eighth week! https://t.co/gPkoQZwgG0 pic.twitter.com/BDx1h0ABa7
— billboard (@billboard) 2017年3月20日
そしてトップ10はこちら。
トップ10にはザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイ「Something Just Like This」(前週11→8位)とザ・ウィークエンド feat. ダフト・パンク「I Feel It Coming」(前週12→5位)が返り咲き、そしてカイル(KYLE) feat. リル・ヤティ「iSpy」が前週14→10位となり初のトップ10入り。カイルにとってはキャリア初、リル・ヤティにとってはD.R.A.M.「Broccoli」(最高5位)以来2曲目のトップ10入りです。
リリックビデオが今月公開されたのですが、歌詞テロップがカラオケチックなのも含めて本当にゆるいですね。この”ゆるふわ”感、実は現代ヒップホップで流行している音とのこと。
今年1月放送分の文字起こしを勝手ながら紹介させていただきましたが、それにしても『Instagramでギャルをディグれ!』(上記記事より)という歌詞の内容からしてまさに今の曲、ですよね。なお、上記記事でも触れられている(そしてリル・ヤティが参加している)「Broccoli」についてはこのブログでも取り上げています。
それにしても、首位をキープするエド・シーラン「Shape Of You」の強さたるや。今週もアルバムチャートで『÷ (Divide)』が首位をキープし、2週連続でソングスとアルバム両チャートを制したのみならず、ソングスチャートの3指標全てでトップといういわば完全制覇状態。そのうちラジオエアプレイは未だ伸びを示し(前週比3%アップの1億6500万回)、まだまだ安泰といったところでしょうか。
一方で虎視眈々と首位の座を狙うのはブルーノ・マーズ「That's What I Like」。前週も、そして今週も1ランクずつ上昇しいよいよ2位まで上り詰めました。ラジオエアプレイおよびストリーミングのポイントは「Shape…」の半分強であり未だ歴然とした差はあるのですがそれでも、ラジオエアプレイでは前週比17%、ストリーミングでは同4割近くもの大幅アップを果たしており、「Shape…」との差を少しずつ縮めています。エド1強支配を終わらせるその急先鋒は「That's…」で間違いないでしょう。
(ちなみに先述した「I Feel It Coming」の勢いについては、ミュージックビデオの解禁によるストリーミング上昇(前週比46%アップ)、およびiTunesでのディスカウント販売(それによりデジタルダウンロード前週比78%アップ)がその理由であり、次週の総合チャートで更に勢いが強まるかは正直微妙なところ。なお、「I Feel…」については昨日のV6の新曲についての記事でも触れていますので、w-inds.橘慶太も称賛したV6のザ・ウィークエンド感(3月20日付)を参照してください。)
米ビルボード最新チャートの詳細は、日本時間で今夜更新される予定です。通算32週トップ10入りし歴代トップタイを記録していたザ・チェインスモーカーズ feat. ホールジー「Closer」がどこまで順位を下げたかが気になるところ。次週以降トップ10にカムバック出来るくらいの小幅なダウンであればいいなと、個人的には考えています。