昨夜この情報を知り興奮冷めやらぬ状態です。
[ラジオ情報]
— ぼくのりりっくのぼうよみofficial (@bokuriri_info) 2017年2月26日
2月27日(月) 11:55〜16:00
RAB青森放送「GO!GO!らじ丸」ゲスト生出演
※12:10頃の出演予定です
2月27日(月) 16:00〜18:55
エフエム岩手「Posh!」ゲスト生出演
※18:30頃の出演予定です#ぼくりり
好きな歌手が来青すること、それもプロモーションで訪れてくださるのは嬉しいですね。ましてや個人的には、昨日旧譜を購入したばかりゆえ尚の事。滞在時間は短いと思いますが、青森で美味しいものを食べて、素敵な人に触れて、”また訪れたい!”と思っていただけたならば嬉しいです。
さて、以前ぼくのりりっくのぼうよみさんを取り上げた際に”吟遊詩人”なるフレーズを用いたのですが。
その流れで思い出した歌い手を今日は紹介します。その名は、ソーニャ・マリー。
ホイットニー・ヒューストンが主演した映画『Waiting To Exhale (邦題:ため息つかせて)』(1995)のサウンドトラックに収録されたのがこの「And I Gave My Love To You」。サントラはベイビーフェイスが全曲をプロデュース、「My Funny Valentine」を除く全曲をソングライティングしたいわゆる”美メロ”満載の良質R&B作品。1997年のグラミー賞では6部門でノミネート(曲単位では5部門で10曲も)、そしてアルバムは主要部門である最優秀アルバム賞にノミネートされているのです。サントラには主演のホイットニーをはじめベテランのアレサ・フランクリンやチャカ・カーン、当時新鋭のブランディ等が参加していましたが、その中で唯一ポエトリーリーディングで登場したソーニャ・マリーの流麗さにはものすごく惹かれたものでした。その美しさを更に際立たせるピアノを担当するのは、なんと同じR&B歌手のパトリース・ラッシェンというのだから驚きです。パトリースといえば、ディスコクラシックの「Forget Me Nots」がウィル・スミスの大ヒット曲「Men In Black」に大胆に用いられていましたね。
その『Waiting…』以来、彼女のアルバムを首を長くして待ち続けたものの一向に音沙汰なく…ようやく11年後、2006年に届けられたアルバム『Black Album vol.1』は自主レーベルからのリリースで、メジャー発でなかったことを若干憂いたものの、ポエトリーリーディングは変わらずでしたので安堵した次第。アルバムはApple Musicで確認出来ます。
更にその4年後には『Nativity Screams』(→Apple Music)をリリース。2014年にはラサーン・パターソンの新曲「ForeverMyDarlin'」にフィーチャーされていますが、おそらく彼女の現在における最新曲はこの客演作かと思われます(そしてそれはラサーンにとっても同じなのかも)。
さて彼女、Facebookページでは頻繁に更新しているようで安心しました。そのページでは音楽より、どちらかというと星関係の写真が多いのが気になったのですが、最近?出演したであろうテレビ番組の動画を観てその理由が(自分なりに)判明。
『The Doctors』というアメリカのテレビ番組出演時のもの。昨年12月にアップロードされていますが、左下の番組ロゴが画面比4:3時代のものなので大分前かもしれません(とはいえFacebookの写真とこの映像を観るに、本人であることはほぼ間違いないでしょう)。で、この動画のタイトルには”Horoscope”とあり、彼女が占星術師でありその観点から医療について話していると考えていいでしょう。彼女の公式ページのバイオグラフィーにも西洋占星術と記載されています。占星術師、そして吟遊詩人という複数の顔を併せ持つことで、音楽活動に集中というのが出来かねる環境かもしれませんが、いつの日か「And I Gave My Love To You」に勝るとも劣らない名曲を生み出してほしいと願うばかりです。
ちなみに、先述したサウンドトラックには、「And…」並に不思議な浮遊感をもつ、シャンテ・ムーア「Wey U」も収められています。このサントラ、たとえばブックオフ等では300円以下で購入出来るはずで、良質R&Bや美しいメロディライン、最近のベイビーフェイスやアフター7といった良盤が気に入った人にはマストアイテムと断言します。是非とも手に入れていただきたいと思います。