イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

尊敬するカルヴィン・ハリス色をまとったアレッソ「Falling」

昨日に引き続き『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)からひとつかみ。

予想的中というか、土岐麻子「Valentine」が昨日付最新チャートで6位にジャンプアップしましたバレンタイン時期の大量ラジオエアプレイもあるでしょうが、アルバム『PINK』のセールスポイントもきちんと持ち合わせている証拠とも言えるでしょう。非常に良いアルバムですので是非多くの方にチェックしていただきたいと思っています。

 

今日取り上げるのは、87位に初登場を果たしたアレッソ「Falling」。

スウェーデンのEDMプロデューサー(兼?イケメン。病欠のクリス・ペプラーさんに代わり昨日、藤田琢己さんとともにメインを務めたサッシャさんが”彫刻が喋ってるようだ”と言っていたほど)による新曲は、世界中を席巻するEDMプロデューサーでアレッソが尊敬するカルヴィン・ハリスを意識したそう。たしかにそういわれればこの曲を想起させる部分ありますね。

「Falling」で起用している女性歌手は現時点で明かさず。一瞬リアーナか?と思ったのですが、リアーナより高音にかすれがみられるため違う気が。とはいえ確実に「This Is What You Came For」がインスピレーション源となっていますね。

 

なお、個人的にはEDMに詳しくはないので的外れなことを言うようですが、「This…」がEDMにおいて果たした”発明”には感服していて、それまでのEDMではボーカリストが歌い終わるタイミングでやってくる歌声なしのサビ(絶頂に達したあとの快楽、と表現していいかもしれない)の部分に♪You,you you…とクールダウン的歌声をあてがったのは見事だなあと。そしてガチョウ的声が特徴(褒めてます)のリアーナから透明感溢れる歌声を引き出した点も素晴らしいですね。それこそ同じ組み合わせでの大ヒット曲「We Found Love」(リアーナ feat. カルヴィン・ハリス名義)から激的に進化している気がするのです。

 

おそらくアレッソは、『Forever』(2015)に続き、年内にも2枚目のフルアルバムをリリースする予感がします(ちなみに前作では、アレッソとカルヴィン・ハリスが共作し、ハーツが客演した「Under Control」も収録)。自分がアレッソを知ったきっかけは、カイリー・ミノーグ「Get Outta My Way」を用いた「Cool」で、地元のラジオ番組がきっかけでした。

アレッソ、新作では是非ともカイリー本人と組んで欲しいと思うのですが、如何でしょうか。

 

 

それにしても…「Falling」ミュージックビデオ冒頭に出てくる曲名の字体を見ると、真っ先にベッド・インを思い出してしまう自分がいます。