最新11月5日付の米ビルボード、ホットゴスペルソングスチャートで7位に初登場を果たしたのがタイ・トリベット「Work It Out」。このチャートでいきなり高位置に付けるというのをあまり見たことがないため理由を探っていたところ、今月16日(現地時間)に開催されたクリスチャンミュージックの祭典であるGMAドーヴ賞で同曲を披露していたことが判明。同曲は賞発表直前の14日にリリース済ということで、リリース→賞で披露→気に入った視聴者が即座に購入...という流れを敷いたことが、初登場での高位置につながったといえます。現段階で日本での購入は出来ませんので、アメリカのiTunes Storeのリンク先を掲載。
賞の公式ビデオ、またリリックビデオも登場しておらず、来場者がアップしたビデオでしか曲の雰囲気を掴むことが出来ないのがもどかしいのですが、いかにもタイ・トリベットらしい重みのあるアップナンバーだといえそうです。
タイの最近のメディアでの活躍は凄まじく、アメリカのテレビチャンネルBET(Black Entertainment Television)で日曜朝に放送されるゴスペル番組『Joyful Noise』のホストも担当。時間帯からして、題名のない音楽会のゴスペル版というところでしょうか。上記動画を再生後、お勧めで流れてきたのがこの番組で放送された、R&Bシンガーのファンテイジア(Fantasia)とタイの共演シーン。これが素晴らしかったのでご紹介。
この曲はファンテイジアが今年発売したアルバム『The Definition Of...』のラストを飾るナンバーで、タイが制作や客演として参加。ファンテイジアは以前からゴスペル曲もこなしていたとはいえ、ここまで力強く、また一気に高揚感を生み出しまたそれを持続出来るとは! 技術も熱量も超一流だということをこの一曲で証明してみせたような気がします。彼女には近いうちにゴスペルのみで一枚アルバムを出して欲しいと本気で願っています。その際はタイが大きく関与してきそうな予感が。