第53回ギャラクシー賞が昨日発表されました。
大賞を受賞したのは、3月いっぱいで『報道ステーション』(テレビ朝日系)を辞め、2ヶ月の休養を経て今月復帰した古舘伊知郎さんが同番組に遺した"爪痕"だった...そう言えるかもしれません。
さて、弊ブログではラジオ部門について以前取り上げ、コミュニティFM局から唯一、上位8作品に選ばれたFMアップルウェーブの"快挙"について記載しました。
そのラジオ部門の上位8作品の中から、大賞・優秀賞が選ばれました。大賞等から漏れた作品は選奨となっています。
◆ラジオ部門
<大賞>
<優秀賞>
遠くなる戦争を語り継ぐ~女性ノンフィクション作家の対話~(日本放送協会)
学生に夏休みはない 2015(毎日放送)
<選奨>
タモリのオールナイトニッポンGOLD Song&BOSSスペシャル(ニッポン放送)
エフエム仙台・TOKYO FM共同制作「ライターのつぶやき~河北新報の5年~」(エフエム東京 エフエム仙台)
Memorial Graduation 2016~小学校卒業生のメッセージ~(アップルウェーブ)
<DJパーソナリティ賞>
荻上チキ 「発信型ニュースプロジェクト 荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)パーソナリティとして
・放送批評懇談会 - 第53回ギャラクシー賞受賞作品より、一部簡略化して引用
前回記載していなかったのですが、DJパーソナリティ賞には『発信型ニュースプロジェクト 荻上チキ・Session-22』(TBSラジオ)の荻上チキさんが選ばれています。その荻上チキさんが昨日の授賞式後、『Session-22』で語った内容がポッドキャスト配信されていますので是非お聴きください。
・ 【Podcast】荻上チキのギャラクシー賞贈賞式報告「ラジオとはメディアの最前線であり、最終防衛ラインだ」▼6月2日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時~)
FMアップルウェーブの番組は最終的には選奨となりましたが、"戦後70年"だった昨年を反映した作品群(戦争、または憲法改正問題をテーマにしたもの。特別番組が多い)が上位に来る傾向が強かった状況においては、上位8作品に選ばれるだけでも凄いことだと思います(同時にギャラクシー賞には、通常放送の番組にもっと光を当てても好いのではないかとも思うのですが)。これを糧に、さらなる良質な番組の制作を願うばかりです。