イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

『午後のまりやーじゅ』終了と新番組についての私見

ここ数日取り上げている『ミュージックプラザ』の終了の件ですが、その時間帯(ではないものの一部時間が被っている)新番組、『ゆうがたパラダイス』の概要および出演者の一部が発表されていました。たしかに若者向けではありますね。

芸人・金田哲(はんにゃ)をMCに、毎回アイドルをゲストに迎えてお送りするアイドルのパラダイス。声優・三森すずこをMCに迎えてお送りする声優・アニソンのパラダイス。赤い公園津野米咲をMCに迎えてのJ-Pop・Rockのパラダイス。などなど、曜日ごとに出演者や音楽ジャンルを変えてお送りする。

新年度おすすめ番組 一挙紹介! |NHK_PR|NHKオンライン

推測の域を出ませんが、もしかしたら『らじらー!』(NHKラジオ第一 土-日曜20時05分)の影響が少なくないのかもしれません。特にジャニーズ事務所所属タレントが出演する土曜は番組ハッシュタグTwitterに常時トレンド入りしています。その一方で、昨日Twitterで”ミュージックプラザ”と検索したときは数えるほどしか出てきませんでした。それぞれの番組ではリスナーの主要年齢層が異なる(ゆえにSNSに親しいかにも差がでる)ことは承知の上で、それでもSNSでの話題性を契機にラジオリスナーを局側が増やしたいと考えているならば、若者向け番組に移行したいと思うのは必然かもしれません。それを踏まえれば、『ミュージックプラザ』のリスナーは番組復活の熱意を局側に伝えるのみならず、もっともっとSNSで話題に挙げるのがよいかと思われます。

 

 

さて、先に引用したNHK_PRのおすすめ番組を見ているうちに、『午後のまりやーじゅ』の後番組となる『ごごラジ!』(NHKラジオ第一 4月より月-金曜13時05分)のパーソナリティ一覧に驚かされました。番組出演者についてはWikipediaでもまとめられているのですが、そこでの文言にハッとさせられたのです。

山口・杜・風見・井川・神門は『午後のまりやーじゅ』から続投する。

ごごラジ! - Wikipedia

これ、確実に『午後のまりやーじゅ』のメインパーソナリティを務めた山田まりやさんのみ外したラインアップですよね? あまりにあからさま過ぎて一瞬唖然としたのですが、とはいえ…正直いって山田さんの降板に安堵している自分がいるのもたしかです。

(それを言おうものなら、”前に『午後のまりやーじゅ』があなどれない(2013年4月5日付)って書いたじゃないか!”とツッコミくらいそうですが。しかしながら、そのエントリーを書いて少し経ってから、『午後のまりやーじゅ』を好んで聴くことはなくなりました。)

アナウンス的なスキル(滑舌等)は好い山田まりやさんですが、その笑い方や相槌の打ち方などがはっきり言って下品で、聴いていて不快感を覚えることが多いというのがその理由。実際、3年前のエントリーの段階(番組開始一週間)ではその点が判りかねました。

これは邪推でしかないのですが、出演者陣は基本2年更新だったのでしょう(それゆえ、音楽に特化した金曜を除く初期の曜日パーソナリティは丸2年を迎えた2015年春をもって退任しています)。昨年新たに起用された曜日パーソナリティも2年更新であり来年春まで任期があった、そして山田まりやさんも曜日パーソナリティ同様に来年春までの任期予定だった…しかし、先述した面が看過出来ないとして局(の上層部)側から外されたのではないかと。でも金曜以外の曜日パーソナリティは契約期間が残っている…そこで、彼女の名前が冠された『午後のまりやーじゅ』のタイトルを変更にしたのではないか、と。あながち間違っていないと思うのですが如何でしょうか。

 

今回の件で実感したのは、自分はアナウンススクールに通っていたことがあるからか、滑舌等の技術面をパーソナリティに強く求めていたことでした。無論それも大事な要素だとは思うのですが(それゆえ、あまりに滑舌悪く聞き取りづらいパーソナリティの番組は聴くことを断念してしまうほどです)、下品な笑い方や人の話をきちんと聞いていないのではという姿勢などは、いくらアナウンス的なスキルが優れていてもそれを超越する程の減点要素なのだということもまた実感出来ました。山田まりやさんが自己を客観視出来、自身の喋りの癖に気付いて修正を施せたのならば…と思うのですが、果たして本人はそれに気付いていたのか、そして周囲が進言出来なかったのか?…疑問に思っています。

 

新しくはじまる『ごごラジ!』が、平日午後の時間帯を気持ち良く彩ってくれる番組になることを願います。