イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

アデルの可愛らしい一面に触れる

アデル、新記録樹立へ。

先週20日にリリースされたアデルの3枚目のアルバム、『25』がセールス絶好調。現段階で既に280万枚を突破、初週売上300万枚も射程圏内だと米ビルボードが報じています。

Adele’s ‘25’ Sales Up to 2.8 Million in U.S. | Billboard(11月25日付)

この作品の詳細等についてはbmrの記事が非常に分かりやすいです。

アデル『25』は歴代最高の初動セールスを記録か 米iTunesでは初日90万DLの大ヒット | bmr(11月23日付)

『25』はストリーミング配信を行っておらず、米Spotifyが切望するという一幕も(アデル「25」、定額音楽配信サービスでの配信を拒否 : ギズモード・ジャパンより)。正直なところ、セールスのみに特化させるやり方は好ましいとは思えないのですが(米ビルボードではストリーミングも複合指標の対象となっているため。同様に一ストア(ストリーミング配信元)限定でのアルバム(配信)リリース等も、ユーザーアンフレンドリーに思っているのが個人的な意見です)、爆発的な売上枚数を見越してのものなのでしょう。今のところは配信見送りの結果が出ていると言えそうです。

 

そのアデル、米テレビ番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』でのパフォーマンスが実に楽しげで、非常に好感が持てました。ジミー・ファロン、バックバンドを務めるヒップホップバンドのザ・ルーツとともに披露したのは、現在全米1位を独走する先行シングルの「Hello」。

なによりまずアデルが痩せて、化粧の仕方を含めて華麗になっている…年齢を重ねる毎に美しくなるというのは素敵なことです。そして「Hello」という悲しい歌が"学校にある楽器"で奏でられたことで微妙な雰囲気になりかねないところを、アデルも時に微笑み、そしておもちゃの携帯電話を手にとって歌うことで、番組コーナーの趣旨を理解して参加しているのだなと実感。それでも歌声は実に力強く、生歌の素晴らしさをも感じさせてくれます。演奏後の笑顔も印象的で、曲のイメージからあまり笑わない人ではという勝手過ぎるイメージを持ち合わせていたのですが、可愛らしい方なんだなあと好印象です。

 

アルバムリリースに合わせて様々な媒体に登場したというアデルですが、インタビューや曲披露もさることながらこのようなイメージにない一面が垣間見られることで、CDを手に取ったりダウンロードでの購入に積極的になった方も少なくないのかもしれません。