YouTubeのお勧め項目に、7月リリースのRHYMESTERのアルバムの中軸を担ったPUNPEEの名前があったので動画をチェックしたのですが、これが非常に楽しい作品でした。なんと、あの加山雄三「お嫁においで」のリミックスなのです。
サンプリングされたオリジナル版のエレキギターとベース、そして当時の加山雄三さんの歌声がより増幅された感じがして、格別に気持ちいいんですよね。高い声の加山さんのサビにPUNPEEの低い声が絡まるところなど、なかなかに中毒性あります。ミュージックビデオにはceroの高城晶平さんが参加していて(Tシャツでさり気なくバンド名をアピール)、ceroとPUNPEEが繋がっていることを知ってニヤリ。この2組で何かやってくれないかなと期待したくなります。そしてさらにあの人も…ですがこれは観てのお楽しみということで。
この曲に関しては、RHYMESTERの宇多丸さんが先週末に自身のラジオ番組で紹介していました。自分は聴き逃してしまい、反省です。
ひょんなことから加山雄三さんの曲をリミックスするプロジェクトが立ち上がり、そこでPUNPEEくんがいまからおよそ50年前。1966年に発表された加山雄三さんの代表曲『お嫁においで』をリミックスすることになったと。実際にPUNPEEくんは加山雄三さんに会って話を聞いたりしながら作業を進めたと。ミックス担当はイリシットツボイくんということでございます。
もうすでにネットなどでは非常に話題沸騰。これが『お嫁においで』をリミックスして、こんなにかっこよくなるかね!?っていうね。本当にPUNPEE・・・PUNPEEめー!っていう典型の素晴らしい曲になっていると思います。
今朝の段階でYouTubeの再生回数は13万回近くに達しており、まだまだ伸びそう。名曲のリミックスやリアレンジ、カバーの中でも屈指の出来だと思いますし、なによりリミックスプロジェクトを立ち上げたり、若い人たちとTHE King ALL STARSを組むという加山雄三さんの柔軟性や懐の深さに感服します。