イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ジャネット新譜を待ち侘びて、サイ・スミスによるカバーを聴く

ジャネット・ジャクソンが今年ニューアルバム発売とツアー開催について触れており、心躍っています。

ジャネット・ジャクソン、7年ぶり新作とワールドツアーをアナウンス | bmr (5月16日付)

オリジナルアルバムとしては2008年の『Discipline』以来。プロデューサーチーム、ジャム&ルイスが大きく関与しなく(出来なく)なった後のアルバムとしては個人的に最も好きな作品であり、ゆえに『Discipline』に次ぐアルバムを渇望していました。ベストアルバム『Number Ones』(2009)収録の新曲「Make Me」での、ロドニー・ジャーキンスとの相性の良さ、兄マイケルのフレーズ引用の格好良さも相俟って尚の事。本当に楽しみです。

とはいえまだ発売日が未確定(『タイトル未定のアルバムが7月10日発売と案内されるディストリビューター向けの紙資料の写真がリーク』と上記bmrの記事にはあるので7月発売を期待したいところですが)...ですので今日はジャネット熱を維持するためにも、ジャネットをカバーした素晴らしいバージョンをご紹介します。歌うはサイ・スミス。

歌詞の世界をより際立たせるような、ピアノ弾き語りにより愛らしいカバー。最後に出てくる”特別出演”も見逃せません。

 

サイ・スミスはインディR&Bで10年以上のキャリアを持つベテランアーティスト。スペイシーなサウンド(一時期、”フューチャリスティック”という言葉が多用されていたように思います)の印象が強いのですが、こんなコケティッシュでシンプルなサウンドを奏でることに驚いたというか、とても似合うよなあと。

 

彼女、現地時間の5月19日にカリフォルニアにてジャネットのトリビュートライブを行うそうです。

リンク先によると、彼女同様インディで活躍するゾー!やカルメン・ロジャースの参加は本日ではない模様。本日開催のライブは”my jazz tribute to Janet Jackson"と銘打っています。実は以前もジャズアプローチによるジャネットのカバーを披露しています(定期的に開催?)。YouTubeにて"henry lopez"名義のアカウントがアップしているのはいずれも『Control』(1986)収録曲のカバーですが、いずれもアレンジが洒落ておりジャズとの相性がかなり好く、聴かせてくれます。下記に掲載した「Nasty」のカバー動画は、サイ・スミスのYouTubeアカウント(と思しき"sysmith69")に高く評価された一本。

このバンドセットで来日してくれないかな...と思うくらいに聴いていて楽しくなりますね。そして歌っているサイ・スミスも間違いなく、ジャネット復活を心待ちにしているひとりかもしれません。