以前、ヒット曲コンピレーションアルバム”Now”のアメリカ版について触れましたが、発祥元となるイギリス版の最新作、『NOW That’s What I Call Music! 90』(3月30日発売)のトラックリストが到着しました。下記にそのトラックリストを掲載します。
※トラックリストはNOW That's What I Call Music | Facebookを参照
※UKチャート最高位はOfficial Charts Company、USチャート最高位はBillboard Hot 100より(3月16日午前の段階でのWikipediaを参照)
※曲名のリンク先はYouTube掲載のミュージックビデオ
3月30日発売
Various Artists『NOW That’s What I Call Music! 90』トラックリスト
disc-1
UK:01 US:01 01. Mark Ronson feat. Bruno Mars「Uptown Funk」
UK:01 US:02 02. Ed Sheeran「Thinking Out Loud」
UK:01 US:- 03. Years & Years「King」
UK:07 US:03 04. Maroon 5「Sugar」
UK:08 US:- 05. James Bay「Hold Back The River」
UK:09 US:- 06. Sam Smith「Like I Can」
UK:04 US:- 07. Olly Murs feat. Demi Lovato「Up」
UK:02 US:04 08. Meghan Trainor「Lips Are Movin」
UK:- US:- 09. Jess Glynne「Hold My Hand」
UK:11 US:17 10. Sia「Elastic Heart」
UK:01 US:- 11. Ben Haenow「Something I Need」
UK:01 US:- 12. Take That「These Days」
UK:07 US:31 13. One Direction「Night Changes」
UK:06 US:31 14. Alesso feat. Tove Lo「Heroes (We Could Be)」
UK:07 US:21 15. Kelly Clarkson「Heartbeat Song」
UK:35 US:- 16. Calvin Harris feat. HAIM「Pray to God」
UK:06 US:- 17. David Guetta feat. Emeli Sandé「What I Did for Love」
UK:08 US:11 18. Usher feat. Juicy J「I Don't Mind」(Audio)
UK:07 US:- 19. Marlon Roudette「When The Beat Drops Out」(Audio)
UK:06 US:25 20. Chris Brown and Tyga「Ayo」
UK:03 US:27 21. Fergie「L.A.LOVE (la la)」
UK:? US:? 22. Tough Love「So Freakin' Tight」
disc-2
UK:02 US:- 01. Philip George「Wish You Were Mine」
UK:06 US:- 02. Avicii「The Nights」
UK:06 US:39 03. Calvin Harris feat. Ellie Goulding「Outside」
UK:05 US:56 04. David Guetta feat. Sam Martin「Dangerous」
UK:03 US:16 05. Flo Rida feat. Sage The Gemini & Lookas「GDFR」
UK:04 US:- 06. DJ Fresh feat. Ella Eyre「Gravity」
UK:- US:- 07. Sigma feat. Labrinth「Higher」
UK:07 US:- 08. Tchami feat. Kaleem Taylor「Promesses」
UK:07 US:- 09. Blonde feat. Melissa Steel「I Loved You」
UK:05 US:- 10. Oliver Heldens feat. KStewart「Last All Night (Koala)」
UK:08 US:- 11. Wretch 32「6 Words」
UK:08 US:- 12. Charli XCX feat. Rita Ora「Doing It」
UK:14 US:- 13. Ne-Yo「Coming With You」
UK:01 US:- 14. Cheryl「I Don't Care」
UK:07 US:- 15. Karen Harding「Say Something」
UK:14 US:- 16. Gorgon City feat. Jennifer Hudson「Go All Night」
UK:13 US:- 17. Alex Adair「Make Me Feel Better」
UK:07 US:- 18. Labrinth「Jealous」
UK:16 US:- 19. Ella Henderson「Yours」
UK:12 US:- 20. Rixton「Wait On Me」
UK:12 US:- 21. McBusted「Air Guitar」
UK:37 US:88 22. Florence + The Machine「What Kind Of Man」
UK:15 US:58 23. Sam Smith「Lay Me Down」
”Now”は4ヶ月に一度リリースされるのですが、その短期間内に同一アーティストが2曲以上ヒットさせた場合も漏れなく収録しています(デヴィッド・ゲッタ、カルヴィン・ハリス、サム・スミスが該当)。
一曲毎に試聴していくうちに、やはりこだわりをもって曲順を決めているんだなということを実感。流れが非常にスムースですね。個人的には、90年代後半にレコードレーベル、アリスタが多用したリミックスを想起させるカレン・ハーディング「Say Something」(そういえば声も、アリスタに所属していたホイットニー的で感慨深いものが…)、そしてそこからのゴーゴン・シティ feat. ジェニファー・ハドソン「Go All Night」の流れが特に好み。前者をプロデュースしたMNEKは、ゴーゴン・シティのアルバムにも参加しており、さらにマドンナが先週リリースした『Rebel Heart』からの先行曲「Living For Love」を書き、バックヴォーカルとしても参加しているという活躍っぷり。今後要注目のシンガー/プロデューサーです(情報はMNEK | bmrより)。
また、唯一最高位が確認できなかった作品ではあるのですが、タフ・ラヴ「So Freakin' Tight」にも注目。ミュージックビデオが良い意味でくだらないこの曲、『Now 90』と偶然にも同じ週リリースにおよそ20年ぶり(!)のアルバムをリリースするジョデシィのヒット曲、「Freek'n You」(1995)を引用しているんですよね。タフ・ラヴを収録することでジョデシィ復活を間接的に祝福…というのは考え過ぎかもしれませんが、前作『Now 89』ではR・ケリーの大ヒット曲をアップデートした、Waze & Odyssey vs R. Kelly名義による「Bump & Grind 2014」が収録されており、こういう選曲センスにもニヤリとさせられます。
ラジオエディット(短尺版)や、いわゆる”Parental Advisory - Explicit Content”(未成年者にとって不適切な内容)の除去に伴う歌詞の差し替えもしくはブランク化がなされた曲もあるでしょうが、内容は非常に濃く、良質です。真に好いと思う曲に出逢えたなら、『Now 90』を機にその歌手のアルバムを手にとってみることをお勧めします。