私がDJのひとりを担当している、FMアップルウェーブ『わがままWAVE It's Cool!』(毎週日曜17時)の放送後記です。
1月27日放送後記
月末恒例企画、今回は【"シ"からはじまるアーティスト】を特集しました。
メッセージテーマは、先週亡くなった大鵬関を偲ぶ意味も込めて、"あなたにとってのスポーツ界のヒーロー(ヒロイン)は?"でした。思い出したのは、自分はことごとく"No.1"を好きではなかったということ。相撲では貴乃花より曙、野球では巨人と西武は強すぎる等ゆえに他のチームを応援する、というように。もしやこれが今に至るひねくれやあまのじゃくな性格を形成する原点だったのか…と思うと苦笑いです。
その性格を察してか? "SPEEDならばHITOE、モー娘。なら保田圭だよな?な?"と友人に言われたことも思い出したんですが、今考えると(その友人は合コン仲間だったので)友人と好きなタイプが被らないようにするために意識下に暗に刷り込ませてたのでは?とも思ったり。かなり邪推かも、ですかね。
<今日のオンエア楽曲>
01. シド「モノクロのキス」
02. シャーデー(Sade)「No Ordinary Love」
~ここから音楽特集【"シ"からはじまるアーティスト】~
03. GILLE「フライングゲット」
04. JUDY AND MARY「クラシック」
05. 柴田恭兵「RUNNING SHOT」
07. ジガーズ・サン「バトン」
09. ジョン・レノン(John Lennon)「(Just Like) Starting Over」
11. シカゴ(Chicago)「Hard To Say I'm Sorry(邦題:素直になれなくて)」
12. 星野源「知らない」(1月ED)
ここで取り上げるのはジョン・レノン。Wikipedia(ジョン・レノンの作品)によれば、この曲が全米および全英両方のシングルチャートを制した楽曲。1980年12月の彼の死後にチャートを上昇し、1位を獲得しています。日本では後にドラマ主題歌に用いられてますが…なんといっても最近はこの曲を聞くと条件反射的に"怒り新党"を思い出して思わず笑ってしまうわけで。
・John Lennon「(Just Like) Starting Over」(1980)
たとえば、「SAY YES」がかかるとトラックの場面での"僕は死にましぇん"(『101回目のプロポーズ』より)を思い出すのは、「SAY YES」がタイアップの依頼を受けて作った楽曲ゆえ納得できるかもですが、ミュージシャンの意図しないところで(主にバラエティ番組にて)起用され、その番組等が大人気になったためお笑いのイメージがついてしまうということに果たしてミュージシャンは納得しているのかなあ、と思ったり。
ちなみにその最たる例のひとつは、布袋寅泰「スリル」のイントロを聞くとエガちゃんを思い出すというでしょう。これについては本人がこうツイート(ニュースにもなったのでご存知の方も多いでしょう)。
スリルに関してはハッキリ言って迷惑に思っていますが、彼のこの行動は尊敬します。RT @ayappleco: @_hotei お笑い芸人の江頭2:50、自らトラックを運転して福島県いわき市へ救援物資配送 / http://htn.to/FKNpDQ何となく布袋さんに教えたくなって
— 布袋寅泰さん (@_HOTEI) 2011年3月22日
ハッキリ言い過ぎ!とツッコミつつも、この時のエガちゃんの行動は、後のツイートも含め、素直に称賛しているのには安堵。とはいえやはり曲(の使用)に対しては快く思ってないことも伝わってきます。
たとえば「シンデレラ・ハネムーン」もモノマネによって"コンサートで歌おうとしてイントロがかかったら客席から失笑が。だからコロッケにあげる!"という岩崎宏美談もあったほど。曲の意図しないバラエティ使用はイメージを変な方向に導くという悪しき効果もあれど、しかしながらその使用のおかげで長い間、そして世代を超えて曲が親しまれることを踏まえれば、諸刃の剣なのかもしれませんね。
それにしても、「シンデレラ・ハネムーン」はいつ聴いても名曲だとつくづく思うんですよね…。そして、歌、巧すぎです。
曲の"意図しないバラエティ使用"の例は、下記のまとめサイトにありますのでよかったら。
・Togetter - 期せずしてテーマ曲になってしまったあの曲まとめ (布袋寅泰「スリル」→江頭2:50のような)
来週の音楽特集ですが、放送当日は節分。豆まき、そして今や全国区になった恵方巻き…というわけで【マキ】です。曲名、そしてアーティスト名に"マキ"がつく曲をかけ倒します。プロレスラーにもいましたね。お楽しみに。