イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

美輪明宏に歌手の真髄を見た - 「ヨイトマケの唄」

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

 

昨日のNHK紅白歌合戦美輪明宏さんのパフォーマンスが圧巻でした。当日朝の報道で衣装や髪の色、演出手法は知ってはいたのですが…想像をはるかに超える歌世界に、歌の主人公と同じ思い(悲しみ、怒り、そして偲ぶこと)が強く、深く染み込んできました。(別の番組でのものですが) 動画を引用させていただきます。

 

黒に徹した演出(前出のファッションや髪の色、そして漆黒にはじまり漆黒に終わるライティング)、カット割りの少なさ等、極力シンプルにすることで歌を”魅せる”ことに徹していることに、紅白(のスタッフ)は解っているんだなあと実感します。

(そういえば、Perfumeが紅白に初出場した時の「ポリリズム」では間奏の”ポリリズム”をきちんと見せていましたし今回の「Spring of Life」でも間奏を用意していましたね。そういうこだわりも好いです。他方、紅白(特に前半)での”1コーラスで終わり”というぞんざいな扱いがあったことは理解に苦しみました)

 

キャプチャされた画面(NAVERまとめより)を見ると、1曲の中に様々な表情があり、抜き出されたそのどれもに、抜きん出た表現力をみることができます。

演出で、全身で、無論歌声でも「ヨイトマケの唄」を最大限に表現した美輪明宏さん。自分のみならず、歌に見入った人は間違いなく多いでしょう(Twitterのタイムラインでも絶賛の嵐でした)。

Wikipediaを辿るうちに年齡を知ったのですが、77歳だとは! 年齡を感じさせない、歌に生きる人の格好良さ、ですね。