イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ギャルは早すぎたブラウンストーンだった?

昨日の記事で星屑スキャット版「マグネット・ジョーに気をつけろ」を紹介したのですが、オリジナルの”ギャル”による歌唱が、実は凄い。

(ちなみにギャルについては、B級歌謡 猟色図鑑 赫いわななき - ギャルの頁がとにかく分かり易いです)

・ギャル「マグネット・ジョーに気をつけろ」

いや、もっと凄いのはデビューシングルか。

・ギャル「薔薇とピストル」

”スター誕生”出身というのもうなずける抜群の歌唱力はもちろんのこと、なによりハーモニーが格好良い。しかしそれはいわゆるコーラスグループとしての歌い方ではないんですよね。各々が力強い歌唱をぶつけあって生まれていて、実に逞しい。

 

それで思ったのは、”ギャルは、早すぎたブラウンストーン(Brownstone)ではないか!?”ということ。

 

・Brownstone「If You Love Me」

 

もっと分かり易いのはこちらのライヴテイクか。

・Brownstone「If You Love Me (Soft Touch Mix (Radio Edit)) (Live Version)」

 

90年代初期、雨後の筍の如く登場した数多あるヴォーカル・グループの中でも突出した特色を持っていたのが彼女たち。なにせヴォーカルが厚く、熱い。魂をぶつけあうような歌いっぷりで大好きなグループでした。

 

 

で、ギャルとブラウンストーンとの共通点を書いてみると…

(ちなみにブラウンストーンはbmr.jpの頁や米版Wikipediaの頁も参照してください)

・歌唱力があり、また個々の力強い歌唱で生まれる厚いハーモニーが特徴

・3人組である

・ファーストアルバムの発売後、1人が脱退。後に新メンバー加入で3人に

・実質上最後の作品がタイアップ

 (ギャル「黄金仮面」NHKラジオドラマ主題歌。

  ブラウンストーン「Party Over Here」は映画『Trippin'』サントラ収録)

と、やや強引なものもあるかもですが、それでも類似性高いように思うんですよね。

 

 

ちなみにブラウンストーンに関しては、2009年に復活がアナウンス(bmr.jp - NEWSより)。ここでもメンバーが1人入れ替わっているという状況に驚きつつ、延期を重ねるサードアルバムが早く出ることを願うばかりです。またあの分厚いハーモニーが聴きたいですね。