イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

音楽業界の問題

(追記あり) ビルボードジャパンによる直近のチャートポリシー変更は不完全…BE:FIRST、めいちゃん等の例を踏まえ今一度提案する

(※追記(2023年2月18日6時40分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り…

デジタルの未解禁のみならず、後発も未だ多い音楽業界への疑問…Mr.Childrenベストアルバムのチャートアクションから思う

最新5月18日公開分(5月23日付)ビルボードジャパンアルバムチャートは、Mr.Childrenのベストアルバムがワンツーフィニッシュを飾りましたが、そのアルバムチャートの記事では構成3指標のひとつに触れられていません。 総合1位の『Mr.Children 2015-2021 & NOW…

テレビパフォーマンス映像の公式動画化やNHKのYouTube動画の問題を踏まえ、日本エンタメ業界の改善を願う

2ヶ月前の自分のつぶやきに対し、今月に入り複数のリアクションをいただきました。 日本のメディアの著作権法等権利関係の煩雑さ(と個人的には捉えています)を踏まえるに、このような施策はなかなか増えないものと考えていましたがそれを率先して行うのがK-P…

【ビルボードジャパン最新動向】再生キャンペーン採用曲を踏まえたチャートポリシー変更への私見と、5つの提案

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 5月2~8日を集計期間とする5月11日公開(5月16日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。ENHYPEN「Tamed-Dashed」が首位に再登場しました。 【ビルボード】ENHYPEN「Tamed-Dashe…

ビルボードジャパンアルバムチャート、最新週の3つのトピックから考える"米ビルボード計算方式採用"の必要性

このブログではビルボードジャパンについて、ソングスチャート(Hot 100)を主体にチェックしています。一方でアルバムチャートにも興味深い動きが。そこで最新5月4日公開分(5月9日付)ビルボードジャパンアルバムチャートから注目点を紹介します。 なおこの注…

最新のグローバルチャートにおけるJ-Popランクイン数は今年度最少に…その理由を考える

米ビルボードが一昨年秋に新設したグローバルチャート。世界200以上の地域における主要デジタルプラットフォームのストリーミング(動画再生含む)およびダウンロードで構成されたこのチャートは、Global 200とGlobal Excl. U.S.(Global 200より米の分を除く)…

【ビルボードジャパン最新動向】ソングスチャートで初めてトップ10入りした4曲、ロングヒットの可能性を構成指標から読む

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 3月21~27日を集計期間とする3月30日公開(4月4日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。乃木坂46「Actually...」が初の首位を獲得しました。 【ビルボード】乃木坂46「Actuall…

KICK THE CAN CREWのワーナーミュージック・ジャパン期作品がほぼ配信終了…2曲のみを残す理由を推測する

KICK THE CAN CREWのワーナーミュージック・ジャパン在籍時代の作品、そのほとんどがデジタルプラットフォームから削除されます。 ワーナーミュージック・ジャパン側は上記において『お客様には⼤変ご迷惑ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよ…

(追記あり) 本人が楽しんでみたらリバイバルヒット…広瀬香美「ロマンスの神様」バズ発生の理由と、一方で引っかかる点とは

(※追記(2022年12月5日6時17分):はてなブログにて、ビルボードジャパンのホームページを貼付してもきちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼る形に切り替え…

宇多田ヒカルだけではない、フィジカル後発施策を採る歌手が増加していることへの私見

宇多田ヒカルさんのニューアルバム『BADモード』、そのフィジカルが今日店着となります。 その評判は非常に高く、アメリカのピッチフォークでは10点満点中8.0という高い点数がつけられています。 この『BADモード』、デジタルリリースからおよそ1ヶ月が経過…

LINE MUSICの新たなキャンペーン、そしてビルボードジャパンのキャンペーンへの意識を思わせる文言について考える

LINE MUSICのキャンペーンに新たな活用法が登場しています。 『今回発表されたキャンペーンは、LINE MUSICでリアルタイムランキングに準じ特典内容が変わるというファン参加型の内容。』LINE MUSICの興味深い活用法ですね。 https://t.co/B29VmzdPRx — Kei (…

Da-iCE、『REVERSi』リード曲「DOSE」誕生のきっかけに驚く…そこから思い出した作品とは

先週水曜にリリースされたEP『REVERSi』の冒頭を飾るDa-iCEのリード曲「DOSE」は、2分40秒というタイトな尺の中で3連符のラップも登場するなど展開の移り変わりが目立つも心地よく、シンセの上モノが薄くもファンキーなアクセントを与え、サビのいい意味でJ-…

INI、BE:FIRST、なにわ男子…11月にデビューした3組、デビュー曲のその後のチャート動向を追う

昨日のブログエントリーに多くのアクセスをいただきました。心より御礼申し上げます。 今回 #イマオト で記載した課題は、本日採り上げた #JO1 に限らず、弟分の #INI、さらにINIと同日フィジカルデビューした #BEFIRST 等の男性ダンスボーカルグループや、…

【グローバルチャート】テイラー・スウィフトがアデルを抑え首位に、また米ビルボードの仕様変更に異を唱える

毎週水曜は、米ビルボードが昨年新設したグローバルチャートをお伝えします。 200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。11月27日付…

昨日デビューしたなにわ男子「初心LOVE」のチャートを読み、デジタルへの姿勢に対する私見を記す

前週BE:FIRSTおよびINIが同日フィジカルデビューを果たしましたが、昨日はなにわ男子が「初心LOVE」(うぶらぶ)でフィジカルデビュー。圧倒的なメディア露出で、おそらく多くの方にその名が浸透していることでしょう。 リリースは11月12日金曜。フラゲ日とな…

竹内まりや「プラスティック・ラブ」が遂に100位以内到達…なぜ今までランクインしなかったのか

最新11月10日公開(11月15日付)ビルボードジャパンソングスチャート(→こちら)では82位に竹内まりや「プラスティック・ラブ」が登場。1984年にリリースされた曲が、2008年にはじまったビルボードジャパンソングスチャートでは初めて100位以内に到達しました。 …

Spotifyデイリー首位曲、再生回数の大台割れが気掛かり…定額制音楽配信サービスの成長が鈍化?

10月1日金曜の日本におけるSpotifyデイリーチャート、1位の再生回数が20万回を割り込みました。これは由々しき事態ではないかという思いが自分の中で生まれています。Spotifyはビルボードジャパンソングスチャートのストリーミング指標を構成するデジタルプ…

全国のTSUTAYAが抱えるレンタル落ちCDが地元店舗に集結していた件から思うこと

TSUTAYA弘前店では現在、レンタルで使用されたCDのセールが行われています。 (勝手ながら入口にあるボードを撮影しました。問題があれば削除いたします。)

(訂正あり) Da-iCE「CITRUS」は『ミュージックステーション』に登場して遜色ないヒット曲…音楽番組の改善を求める

(※追記(19時45分):川崎鷹也「魔法の絨毯」のビルボードジャパンによるCHART insightがありましたので追記し、一部訂正を実施しました。Twitterにて教えてくださった紅蓮・疾風さん(ツイートはこちら)に感謝申し上げます。そして当初「魔法の絨毯」のCHART i…

ドレイクの米ソングスチャートトップ10寡占から考える、ビルボードへの理解・周知・提言の重要性

昨日つぶやいた内容を掘り下げる形で、本日のブログエントリーをアップします。 レコードメーカーA&Rやライター、コンパイラーそしてDJ等で活躍し、RHYMESTERのメンバーが所属した大学音楽サークルの先輩でもある細田日出夫さんのツイートに、色々と考えを巡…

チャートが公式を謳うならば保身を捨てることが重要…ビルボードジャパンが社会的なヒットの鑑だと考える理由とは

ビルボードジャパンが社会的なヒットの鑑であるという考えの下、このブログでは最新チャートの動向を中心に連日紹介しています。そしてその一方では、社会的なヒットと言い難いチャートは敢えて紹介しない姿勢を採っています。敢えて比較しマイナスを指摘す…

米ビルボードによるBTSインタビューの問題を踏まえ、チャートやメディアのあり方、そしてBTSのチャートアクションを考える

一昨日に米ビルボードが公開したBTSへのインタビュー記事が波紋を広げています。

(追記・訂正あり) ワンオク、NiziU、あいみょん、DISH//…Spotifyで相次ぐ再生回数急落、その理由が判明

(※追記(8月23日):今回のブログエントリーについて様々なご指摘をいただき、それにより急落の理由が判明したと捉えています。つきましては、いただいたご指摘をもとに、その理由を記載します。また表題を『ワンオク、NiziU、あいみょん、DISH//…Spotifyで相…

アリーヤをはじめとするブラックグラウンドのサブスク解禁が遂に…その経緯と動向を注視すべき

以前ラジオ番組に出演の機会をいただいた際、ノーマニ feat. カーディ・B「Wild Side」を紹介しました。 「Wild Side」についてはアリーヤ「One In A Million」を敷いているだろうもののサンプリングかは不明と紹介し、上記ブログエントリーでも記載しました…

トップカルチャーによるレンタル事業撤退への理解と、業界全体のレンタル事業継続を願うべく様々な提案を記す

怖れていた事態が起きた、というのが率直な私見です。なおこのブログでは主に音楽の話題を取り上げていることから、CDをメインに記載します。 カルチュア・コンビニエンス・クラブのTSUTAYAチェーンにおいて、最大のフランチャイズ加盟会社として、1都9県で…

ビルボードジャパンのチャート変革の理由が公開…支持の表明や声を上げることの必要性を記す

一昨日発表されたビルボードジャパン上半期チャートについて取り上げた内容に多くのアクセスをいただきました。心より感謝申し上げます。 このエントリーでも触れましたが、ビルボードジャパンは下半期所有にソングスチャート(JAPAN HOT 100)のチャートポリ…

米ビルボードで相次いだチャート発表の不備…問題は誤りそのもの以上に態度に在る

米ビルボードの異常事態、きちんと指摘しなければなりません。この2週間、米ビルボードはソングスチャート発表で不備を発生し続けています。

事件を起こした歌手への出荷・配信停止措置に違和感…ガイドラインの策定こそ必要では

事件は許されないことですが、作品の出荷停止や配信取り止めという措置を採ることはまったくもって別の問題だと考えます。ALIの件に対する私見を昨日つぶやきましたが、ブログにあらためて掲載します。

ザ・ウィークエンドが判明に至らせた、米アルバムチャート換算方法の問題点

最新の米ビルボードソングスチャートでアリアナ・グランデを迎えた「Save Your Tears」が初制覇を果たしたザ・ウィークエンド。オリジナルアルバム『After Hours』(2020)からは3曲目の首位獲得曲輩出となります。 この「Save Your Tears」の動向が反映された…

岩橋玄樹さん脱退後、King & Prince「シンデレラガール」再浮上するも100位以内復帰ならず…その理由を考える

最新4月7日公開(4月12日付)ビルボードジャパンソングスチャート、フィジカルセールス指標で目立った動きをみせたのがKing & Princeの初期作品群でした。 トップ10外ではあるが、2018年5月23日に発売されたKing & Princeのデビュー・シングル『シンデレラガー…