イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

音楽ファンへの提案

米ビルボード最新チャート等からみえてくる、3つの注目ポイントについて

昨日発表された米ビルボードによる4月22日付各種チャートを中心に、注目点を取り上げます。ソングチャートおよびグローバルチャートの速報版は昨日のエントリーをご参照ください。 <米ビルボード 最新チャート等からみえてくる注目ポイント> ① 前週のチャ…

【ビルボードジャパン最新動向】JO1「Tiger」が首位、各指標動向から見えてくるものとは

4月3~9日を集計期間とする最新4月12日公開分ビルボードジャパンソングチャートは、JO1「Tiger」が総合首位を獲得しました。 【ビルボード】JO1「Tiger」ラジオ、シングル、ダウンロード3冠で総合首位獲得 BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」総合2位に https://t.c…

JIMIN「Like Crazy」が米ビルボードの急落記録更新、チャートポリシー変更の可能性も踏まえ私見を記す

昨日は4月15日付米ビルボードソングチャートの速報をお伝えしました。 速報ではトップ10が発表されますが、前週初登場で首位を獲得したJIMIN「Like Crazy」はその中に入っていませんでした。前週のチャートは下記エントリーをご参照ください。 そして日本時…

【ビルボードジャパン最新動向】2月のチャート動向を踏まえた真の社会的ヒット曲を見極める重要性、そして業界への提案

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月13~19日を集計期間とする最新2月22日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、BE:FIRST「Boom Boom Back」が初登場で首位を獲得しました。 【ビルボード】BE:FIRST「Boo…

日本でもっと様々な音楽が聴かれるためには? サブスクで新曲はどうやって気付かれるかを考える

日本のサブスクは新陳代謝がないという言説について、ここ最近様々な角度から考え続けています。昨日は過去曲が海外にて上昇する傾向を捉え、プレイリストを活用することもさることながら、その存在を知ってもらうことが重要であることについて記しました。 …

日本でもっと様々な音楽が聴かれるために、プレイリストの活用と知ってもらうことが重要だと提案する

日本のサブスクは新陳代謝がないという声をこの1週間とりわけ強く耳にしています。ただこの表現はひとつ訂正する必要があるかもしれません。海外ではヒット曲が入れ替わりやすいのみならず昔の曲も一定の条件の下で上昇する傾向にあるためで、上位曲の入れ替…

King & Princeが動画再生指標トップ5を寡占した理由、そして今後考えられることへの私見

最新2月15日公開分のビルボードジャパンソングチャート、動画再生指標ではKing & Princeが5位までに4曲ランクインしています。下記は最新のビルボードジャパンソングチャート、CHART insightにて動画再生指標の1位から順に並べたものです。 「ツキヨミ」は11…

ビルボードジャパンのトップアーティストチャート チェックの勧め (最新週の注目動向を紹介)

最近の自分は、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)を以前に増して注目するようになっています。昨年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)で特別企画枠を除き初登場を果たした10組についてチャート面から妥当だと以前のブログエントリ…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表、2022年度のチャートを総括しJ-POPの状況を考える

米ビルボードが日本時間の12月1日木曜から翌日にかけて、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。 米ビルボードがグローバルチャ…

(追記あり)『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見

(※追記(11月15日7時30分):スポーツ紙による11月15日付内定記事を追加しました。またブログエントリーのタイトルを”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事への私見、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見”から”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、およ…

米ビルボードのHot Trending Songsチャートがリニューアル…2回目までのチャートから見えてきたこと

米ビルボードは先週、Hot Trending Songsのリニューアル後初となるチャートを発表しました。そのリニューアルについては大きな変動がないのではと捉えていましたが、前週および最新のチャートをみると自分の想像以上でした。リニューアルアナウンス時にきち…

Travis Japan「JUST DANCE!」、ビルボードジャパンソングスチャート4位に初登場…その動向からみえてきたこと

10月24~28日を集計期間とする最新11月2日公開分(11月7日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは、Travis Japan「JUST DANCE!」が4位に初登場を果たしました。今回はこの曲における、デジタル解禁初週の動向からみえてくることをまとめていきます。

テイラー・スウィフトの米チャート占拠における施策の徹底、そしてチャートの見方に対する願いを記す

日本時間の昨日未明に発表された11月5日付米ビルボードソングスチャートでテイラー・スウィフトがトップ10を独占したことについては、米ビルボードの記事を翻訳し昨日のブログエントリーで紹介しました。 この米ビルボード史上初の快挙は、スポーツ紙やNHKも…

ビルボードジャパン、新年度からルックアップ・Twitter指標を廃止…チャートポリシー変更への私見と提案を記す

2022年度の音楽チャートが最終盤となり、次年度以降の改定が聞こえ始めています。その中で一昨日に発表されたビルボードジャパンによるチャートポリシー(集計方法)変更は、とりわけ大きな衝撃を与えています。 ビルボードジャパンの記事より、新年度からのビ…

Travis Japanが配信デビューへ…芸能事務所や日本の音楽業界等への3つの希望を記す

ジャニーズ事務所所属、Travis Japanが10月28日にメジャーデビューすることをアナウンスしました。 Travis Japanが全世界メジャーデビュー決定、滝沢秀明のコメントも到着 https://t.co/Wkf11lHau0 pic.twitter.com/VPAF2L4Crp — Billboard JAPAN (@Billboar…

なにわ男子『1st Love』が9週連続トップ10入り、その原動力のひとつといえるカラオケ指標の動向を追う

9月10日付のブログエントリーにて、なにわ男子のアルバム『1st Love』の好調についてお伝えしました。 その際『1st Love』については、2020年デビューの先輩グループによるファーストアルバムに比べて『売上回復(前週より上昇)の状態は見られません』と書き…

藤井風「死ぬのがいいわ」が次週にもGlobal 200登場の可能性…バズ曲がさらに拡大するための施策を提案する

海外のソングスチャートは、その多くが金曜を集計開始日としています。9月2~8日を集計期間とするSpotifyのグローバルチャートにおいて、藤井風「死ぬのがいいわ」は176位に初登場を果たしました。 .@Spotify グローバル週間チャートでは #藤井風「#死ぬのが…

【ビルボードジャパン最新動向】INI「Password」・Ado「新時代」の指標構成を分析し、次週の推移を予想する

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 最新8月31日公開分(9月5日付)ビルボードジャパンソングスチャートではINI「Password」がAdo「新時代」を抑え、同曲初の首位を獲得しました。 【ビルボード】INI「Password」737,3…

歌手の推し活におけるラジオリクエストの重要性…音楽チャートにも最終的に寄与されていくと考える理由

一昨日つぶやいた内容に、多くのリアクションをいただきました。今回はその内容を転載します。 ツイートはこちらの内容ではじまります。 昨日はラジオ業務を担当したのですが、リスナーの方から"とある歌手のコアファンですが、物理的余裕等がなく推し活に悩…

ビルボードジャパンのKAI-YOU記事から考えるチャート施策の問題…直近の事例、そして記事から考えること

8日前のブログエントリーにて、KAI-YOUによるビルボードジャパンへのインタビュー記事について私見を記載しました。 『行き過ぎたものもありますが施策の多くは歌手側や各指標のデータ提供元によって生まれるわけであり、あたかもコアファンのチャート施策の…

Mr.Childrenのベストアルバムがようやくデジタル解禁、初週セールスと解禁アナウンスから感じることとは

7月8日の『金曜ロードショー』(日本テレビ)で放送予定だった映画『竜とそばかすの姫』は、再来月に放送されることがアナウンスされています。 発表放送を延期した『#竜とそばかすの姫』放送日決定⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️9月23日(金)#秋分の日地上波初放送‼️本編…

Saucy Dog、YouTuberとのコラボがサブスク上昇に反映…一方でコラボに対するネガティブな反応を考える

本日発表予定の6月29日公開分(7月4日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは、Official髭男dism「ミックスナッツ」とSEKAI NO OWARI「Habit」の首位対決に注目。多くの指標で競り合う2曲の最終的な順位は本日昼過ぎに発表されます。 この2曲は最新6月27…

”J-Popは海外に通用するのか?”…TOKIONコラムで紹介したグローバルチャートを知るためのデータをまとめる

昨日、TOKIONに寄稿したコラムが公開されました。様々な反応をいただき、心より感謝申し上げます。 【新着】「J-POPは海外に通用するのか?」を音楽チャートから考えるhttps://t.co/Be2bCUJanr@Kei_radio — TOKION (@TOKiONjp) 2022年6月17日 米ビルボードに…

ソングス/アルバムチャートの総合順位のみならず、指標構成を分析することの重要性…最新チャートから考える

一昨日の『ミュージックステーション』で、ビルボードジャパンの2022年度上半期ソングスチャート(Hot 100)が先行公開されました。 明日よる9時からはMステ! #Mステ#今週のMステ気になる人RT pic.twitter.com/g5nxI9DI4R — music station (@Mst_com) 2022年…

ジャニーズのサブスク解禁作品の動向をどう見るか…解禁前後のフィジカルセールスの推移から考える

今回のブログエントリーは、以前のコラボスペースおよびそのまとめエントリーの続きとも言えるものです。 4月6日公開分(4月11日付)のビルボードジャパンアルバムチャートは、KAT-TUN『Honey』が制しています。 KAT-TUNの約2年半ぶり、10枚目となるオリジナル…

(追記あり) グラミー賞主要4部門の結果、そしてBTSが受賞に至らなかった理由について私見を記す

(※追記(2023年4月3日5時31分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り…

米アルバムチャート制覇のStray Kids、グラミー賞ノミネートのBTS…米での成功の背後にあるK-Popの課題を考える

最新4月2日付米ビルボードアルバムチャートではStray Kids『Oddinary』がキャリア初の首位を獲得しています。 .@Stray_Kids' 'Oddinary' tops the #Billboard200 Albums chart with the biggest sales week of 2022 https://t.co/qSEMgNxLwF — billboard (@b…

(追記あり) ”#ジャニーズのサブスク解禁を考える”…一昨日開催のコラボスペースを振り返る

(※追記(12月16日6時07分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り替え…

ロングヒットの推移を見守るより、攻め続けることが重要…Da-iCE「CITRUS」から考える

週間チャートを制することも重要ですが、それ以上にロングヒットに至り年間チャートで上位進出することが真の社会的ヒット曲だというのが私見。2021年度のビルボードジャパン年間ソングスチャートのラインナップから、みえてくるものがあるはずです。 上記ブ…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】初登場首位獲得のBE:FIRST「Bye-Good-Bye」における強さと課題、そしてメディアへの提言

(※追記(12月17日6時13分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り替え…