イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

音楽チャートへの提案

米ビルボードの最新アルバムチャートが2日経っても公開されない異常事態に…その原因とは

米ビルボードがアルバムチャート速報を公開しないという異常事態が発生し、他のチャートにも影響が及んでいます。 The announcement of the top 10 of the Billboard 200 is delayed due to a processing issue. — billboard charts (@billboardcharts) 2023…

ジェイソン・アルディーン「Try That In A Small Town」が米で上昇した背景、そして想起した前大統領参加曲について

日本時間の昨日早朝に発表された最新7月29日付米ビルボードソングチャートではジェイソン・アルディーンによるカントリーソング、「Try That In A Small Town」が2位に初登場。グローバルチャートのうちGlobal 200でも2位につけた一方で米の分を除くGlobal E…

ビルボードジャパンおよびSpotifyの週間アルバムチャートを比較し、チャートポリシー変更の必要性を考える

このブログでは、時代に即してチャートポリシー(集計方法)を変更し続けたことで社会的ヒット曲の鑑となっているビルボードジャパンの各種チャートについて紹介し、時折さらなる変更の必要性を提案しています。最近ではトップアーティストチャート(Artist 100…

前週上位進出曲の翌週動向、そして最新チャート上位進出曲のヒットの可能性をCHART insightから導き出す

直近7月19日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは15曲が初登場。2曲の100位以内再登場を含め、100位以内においては6分の1が入れ替わっています。前週7月12日公開分ソングチャートについても入れ替わりが多かったのですが、前週のチャート結果に関し…

Mrs.GREEN APPLEの新旧作品がヒットしながら首位に至れなかったトップアーティストチャート、その傾向を分析する

このブログではアルバム『ANTENNA』のリリースを踏まえ、Mrs.GREEN APPLEのチャートアクションに強く注目しています。リード曲のみならず新曲様々な作品がヒットしていることで、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)を初めて制する…

Mrs.GREEN APPLE、『ANTENNA』初登場週にソングチャートでもポイント上昇…トップアーティストチャートの結果は

前週記載したブログエントリーの回答編として、Mrs.GREEN APPLEの最新チャートにおける動向を紹介します。 最新7月12日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートにて『ANTENNA』が初登場。そのタイミングでソングチャート、そしてトップアーティストチャ…

「ちゅ、多様性。」「オトナブルー」の流行、その肌感覚と音楽チャートとの差から考えること

本日はビルボードジャパン各種チャートの更新日。Mrs.GREEN APPLEがアルバム『ANTENNA』の初登場に伴いトップアーティストチャート(Artist 100)をはじめて制するかに注目です。この点については先日記載しています。 さて今回は、上記エントリーでも紹介した…

(追記あり) グローバルチャート(Global 200およびGlobal Excl. U.S.)とは何か、そしてJ-POPの現在と課題とは (最新版)

(※追記(7月4日8時52分):このブログエントリーと同日、7時台にアップされたnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんによるYahoo! JAPANのコラムにて、TikTok発のヒット曲が時間を超えてヒットしている状況を紹介されています。このエントリーではTikTok発…

米ビルボード、ソングチャートにおけるダウンロード指標のチャートポリシー変更を実施か…その内容と私見を記す

日本時間の昨日昼以降、米ビルボードのチャートポリシー(集計方法)が変更されることについて、チャート予想等のアカウントが一斉に発信を行っています。たとえば下記ツイートについてはブログエントリー執筆段階で1300万回も表示されています。 Billboard wi…

櫻坂46「Start over!」が早くもトップ10入り…チャート施策が高まる可能性、そして重要な見方について記す

最新6月28日付ビルボードジャパンソングチャートでは、櫻坂46「Start over!」が10位に初登場。8位にランクインしたストリーミング指標がその原動力です。 櫻坂46「Start over!」は総合10位に初登場。6月28日にシングル発売を迎え、先行解禁した動画に続き、…

ビルボードジャパンとオリコンの複合指標チャートの差から感じること、およびフィジカルセールスに対する私見

ビルボードジャパンソングチャートとオリコン合算シングルランキングという複合指標から成るふたつのチャートの比較についてはこれまでも記してきました。最近呟いた内容(→こちら)にも複数のリアクションをいただいたことから、YOASOBI「アイドル」の登場10…

ビルボードジャパンによるストリーミング再生回数”億超え”報道の前倒しを支持する

今週、ビルボードジャパンに大きな変化が見られました。 NewJeans「OMG」自身2曲目のストリーミング累計1億回再生突破 https://t.co/1RTzZlY5vi pic.twitter.com/ZkgdwoEEWr — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年6月13日 米津玄師「KICK BACK」自身…

ビルボードジャパン上半期アルバムチャート、上位作品における昨年度とのCHART insightの違いからみえてくるものとは

ビルボードジャパンは6月9日金曜に上半期各種チャートを発表しています。このブログでは同日にソングチャート主体とした分析を行ったほか、今回データがより細かく公開されたソングチャートおよびトップアーティストチャートについて、一覧表を作成し詳細な…

下半期チャート開始前に、ビルボードジャパンに対する改善提案をまとめる

ビルボードジャパンは6月7日発表分の各種チャートより下半期がスタートし、6月9日金曜午前4時に上半期チャートが発表されます。 下半期のタイミングでチャートポリシー(集計方法)が変更される可能性があることから、このブログで記してきたビルボードジャパ…

アルバムチャートへのストリーミング指標非導入の理由を言及したビルボードジャパンと、その見解に対する私見

ここ最近、ビルボードジャパンのポッドキャストにおいてチャートに関する注目の発言が次々登場している印象があります。チャートマネージャーを務める礒崎誠二さんがMCを務めるゆえでしょうが、5月31日に公開された最新のポッドキャストでは現状のアルバムチ…

Travis Japan「Moving Pieces」動画再生回数急増への見方、そしてチャートアクションを高める方法を考える

一昨日、このようなエントリーを掲載しました。 ここで紹介したTravis Japan「Moving Pieces」については、先週以降気になる動きがみられます。

最新チャートでトップ10入りした男性ダンスボーカルグループの動向から、分岐点は未だ見えないと捉える理由

最新5月24日公開分のビルボードジャパンソングチャートではトップ10内に3曲が新たに登場しています。 ・3位 (初登場) Travis Japan「Moving Pieces」 ・4位 (前週22位) MAZZEL「Vivid」 ・10位 (初登場) INI「FANFARE」 男性ダンスボーカルグループ(アイドル…

K-POPにおける外国語版同時リリースは主流になるかを考え、日本でも活かせる可能性を提案する

K-POPの新たな動きと言えそうです。 HYBEの新プロジェクト、MIDNATTによるデビュー曲「Masquerade」が今週リリース。6つの言語版が同時に公開されています。 (上記動画は設定画面にて言語を設定可能。) 6つの言語をまとめたEPにて、最初に収録されているのは…

米ビルボードがアルバムチャートの集計方法を変更へ…考えられる変化、および米ビルボードへの提案を記す

米ビルボードは、アルバムチャートに関するチャートポリシー(集計方法)を変更する旨を事前にアナウンスしています。 The Billboard 200 will count some package offerings of music and collectibles as fans seek to support their favorite acts through …

ビルボードジャパン、ストリーミング1億回再生曲が200を突破…報道等を踏まえストリーミング関連の提案を記す

一昨日のビルボードジャパンによる発表は極めて重要です。 ストリーミング累計1億回再生超え楽曲が200曲突破 https://t.co/LJ27yzSjws pic.twitter.com/SQzKmJVupr — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年5月4日 集計期間は2018年3月12日以降。サブス…

BE:FIRST「Smile Again」がYOASOBI「アイドル」に迫るも2位…一方でストリーミング指標からみえてくるものとは

昨日はビルボードジャパンソングチャートを制したYOASOBI「アイドル」の強さについて紹介しました。 そして最新チャートから今回、BE:FIRST「Smile Again」を今回取り上げます。この曲は集計期間中にフィジカルセールスおよびデジタル双方を解禁し、5月3日公…

主要音楽チャートでのYOASOBI「アイドル」の位置に大差が…社会的ヒットの鑑たるチャートに奮起を願う

YOASOBI「アイドル」の勢いが止まりません。 今週は連日ブログエントリーにてその凄さに触れているYOASOBI「アイドル」。最新4月26日公開分のビルボードジャパンソングチャートにおける異次元の強さは一昨日取り上げています(上記エントリー参照)。そして次…

藤井風参加版、ジェイク「golden hour (Fujii Kaze Remix)」の登場からリミックスの意義を再掲、日本での浸透を願う

藤井風さんが参加したジェイク(JVKE)「golden hour (Fujii Kaze Remix)」が昨日配信リリースされました。 藤井 風、米シンガーソングライター・JVKEの「golden hour」をリミックス https://t.co/v8sI30AdaR pic.twitter.com/Omcp5qtmID — Billboard JAPAN (@…

米ビルボード最新チャート等からみえてくる、3つの注目ポイントについて

昨日発表された米ビルボードによる4月22日付各種チャートを中心に、注目点を取り上げます。ソングチャートおよびグローバルチャートの速報版は昨日のエントリーをご参照ください。 <米ビルボード 最新チャート等からみえてくる注目ポイント> ① 前週のチャ…

米ビルボードソングチャート来週発表分の予想からみえてくるチャート施策、および私見

日本時間の明日早朝、4月22日付米ビルボードソングチャート(集計期間:4月7~13日)が発表されますが、既にその先のチャートについてアナウンスを始めた方がいらっしゃいます。 pic.twitter.com/t9Uhz1mIDs — winston (@WinstonNuo) 2023年4月16日 今回はここ…

【ビルボードジャパン最新動向】JO1「Tiger」が首位、各指標動向から見えてくるものとは

4月3~9日を集計期間とする最新4月12日公開分ビルボードジャパンソングチャートは、JO1「Tiger」が総合首位を獲得しました。 【ビルボード】JO1「Tiger」ラジオ、シングル、ダウンロード3冠で総合首位獲得 BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」総合2位に https://t.c…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】2023年度の極端なチャートアクションを踏まえ、ビルボードジャパンに変更を提案する

(※追記(6月8日19時15分):本来、冒頭にて総合ソングチャートのツイートを掲載するところ、誤ってアニメソングチャートを貼付していたため、差替を実施しました。失礼いたしました。) 3月27日~4月2日を集計期間とする最新4月5日公開分のビルボードジャパンソ…

(訂正あり) 米ビルボードにおけるJIMIN『FACE』と「Like Crazy」の指標構成を注視、動向次第ではチャートポリシーの議論も必要

(※追記(4月11日19時54分):米ビルボードソングチャートにおける首位曲の急落記録はシックスナイン & ニッキー・ミナージュ「Trollz」と記しましたが、正しくはテイラー・スウィフト「Willow」でした。訂正しお詫び申し上げると共に、「Willow」について追記…

(追記あり) ビルボードジャパンが発表したオールタイムソングチャート、”ポイント単純合算”方式への違和感

(※追記(3月31日8時10分):一部追記を行うと共に、タイトルを『ビルボードジャパンが今朝発表したオールタイムソングチャート、”ポイント単純合算”方式に違和感を覚える』から『ビルボードジャパンが発表したオールタイムソングチャート、”ポイント単純合算”…

ビルボードジャパンのアルバムチャート訂正問題から考えた、オリコンの存在意義について

ビルボードジャパンは昨日、3月22日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートについて訂正を実施しました。この経緯を踏まえ、感じたことを記載します。 【今週の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”<3/23訂正>】1位 NEWS2位 刀剣男士 formation of 江…