イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2022-01-01から1年間の記事一覧

【マイベスト】2022年11月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2022年11月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェックしてみてください。 過去の私的トップ10ソ…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表、2022年度のチャートを総括しJ-POPの状況を考える

米ビルボードが日本時間の12月1日木曜から翌日にかけて、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。 米ビルボードがグローバルチャ…

(追記あり) 米ビルボード年間チャート発表、2022年度のチャートトピックス10項目とは

(※追記(9時9分):ビルボードジャパンによる年間ソングチャートおよびアルバムチャートの解説記事が公開されました。それに合わせ、リンクが貼られたツイートを追加しています。) 12月は今年の音楽業界をチャートから振り返る企画が続きます。 今回は日本時間…

【ビルボードジャパン最新動向】最新ソングチャート、完勝した「KICK BACK」を含む主要曲の動向を把握する

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 11月21~27日を集計期間とする最新11月30日公開分(12月5日付)ビルボードジャパンソングチャートは、米津玄師「KICK BACK」がフィジカルセールス指標初加算に伴い首位返り咲きを果…

『CDTVライブ!ライブ!』見逃し配信時の一部歌手除外からみえてくる組織やメディアの姿勢への違和感

11月28日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)では冒頭からKinKi Kidsが登場。7曲を披露したライブは話題となり、”#KinKiKidsフェス”というハッシュタグも人気に。しかし番組開始から19時39分近くまで放送されたそのKinKi Kidsフェスの部分が、TVerやGYAO!…

【海外ビルボード】米でテイラー・スウィフト5連覇達成、クリスマスソングが4曲トップ10入り

現地時間の11月28日月曜に発表された最新12月3日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)は、テイラー・スウィフト「Anti-Hero」が初登場から5週連続で首位をキープ。またクリスマスソングが4曲トップ10入りを果たしました。 .@taylorswift13's "Anti-Hero"…

今年の『NHK紅白歌合戦』の傾向を読み解き、追加出場者を予想する (昨日のラジオ振り返りも)

11月16日、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と記載)の出場歌手が発表されました(今後追加発表される可能性もあります)。この結果を踏まえ、18日に初出場歌手に絞って出場の妥当性について紹介したブログエントリーに対し、ツイートやはてなブックマ…

男性ダンスボーカルグループの音楽特番出演傾向に変化…ならば尚の事『ミュージックステーション』を注視する

一昨日つぶやいた言葉に、1万近いインプレッションが集まっています。 #Mステ、最初のCMはエイベックス枠。#KisMyFt2 に続いて #Da_iCE「#スターマイン」が流れたのですが、Da-iCEはいつ番組に出演するか首を長くして待っています。 — Kei (@Kei_radio) Nove…

Official髭男dism「Subtitle」サブスク再生回数がダウン…スポーツイベントが影響を与えている可能性

次週11月30日公開分(12月5日付 集計期間:11月21~27日))ビルボードジャパンソングスチャートでは米津玄師「KICK BACK」がフィジカル関連指標初加算を武器に総合首位返り咲きを狙います。一方でストリーミング指標ではOfficial髭男dism「Subtitle」が引き続…

最新ソングスチャートからみえてくるKing & Prince「ツキヨミ」の動向、そしてさらなる支持獲得に必要なこと

最新11月23日公開分(11月28日付)ビルボードジャパンソングスチャートではOfficial髭男dism「Subtitle」が首位に返り咲きを果たし、なにわ男子「ハッピーサプライズ」は2位発進となったことについては昨日のブログエントリーでお伝えしました。 そのOfficial…

【ビルボードジャパン最新動向】「ハッピーサプライズ」が「Subtitle」に勝つために必要だったことを考える

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 11月14~20日を集計期間とする最新11月23日公開分(11月28日付)ビルボードジャパンソングスチャートはOfficial髭男dism「Subtitle」が首位返り咲きを達成。フィジカルセールスがハ…

「Subtitle」のGlobal Excl. U.S.トップ10入りを機に考える、J-Popのグローバルチャート登場に必要なこととは

2年前に米ビルボードが新設したグローバルチャートのうち、最新11月26日付Global Excl. U.S.(Global 200から米の分を除く)ではOfficial髭男dism「Subtitle」が10位に上昇。このチャートにおけるJ-Popのランクインは6曲目となりました。 今回のランクインにつ…

【海外ビルボード】「Anti-Hero」米で4連覇、Official髭男dism「Subtitle」がGlobal Excl. U.S.でトップ10入り

現地時間の11月21日月曜に発表された最新11月26日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)は、テイラー・スウィフト「Anti-Hero」が初登場から4週連続で首位をキープしました。 .@taylorswift13's "Anti-Hero" tops the #Hot100 for a fourth week. https:…

ルックアップ廃止と最新動向を踏まえた、ビルボードジャパンアルバムチャートへのストリーミング導入提案(再掲)

本日からの1週間がビルボードジャパンにおける2022年度最終週に。そして2023年度より、ビルボードジャパンはルックアップおよびTwitterの2指標を廃止します。 Billboard JAPANチャート、ルックアップ&Twitter指標を2023年度チャートより廃止 https://t.co/s…

(追記あり)「KICK BACK」異例のレンタル開始日設定…ビルボードジャパンの今年度週間最高ポイントを狙う

(※追記(2023年3月21日5時48分):掲載した表の一部に誤りがあったため、訂正したものを掲載しました。心よりお詫び申し上げます。) 今週水曜に米津玄師さんが「KICK BACK」をフィジカルリリースすることにより、11月21~27日を集計期間とする11月30日公開分(1…

Official髭男dism「Subtitle」が史上最速でストリーミング1億回再生突破…その凄さを様々な側面から知る

Official髭男dism「Subtitle」の勢いが止まりません。 『Official髭男dism「Subtitle」が、本日発表のストリーミング集計速報において8,786,601回を記録し、累計再生回数1億回を突破した(※集計期間:2022年11月14日~16日)。』速報値(先ヨミ)での1億回突破…

『NHK紅白歌合戦』初登場10組出演の妥当性、ビルボードジャパンのチャートがはっきり証明している件

『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下、紅白と表記)の出場歌手が16日に発表されました。 「第73回NHK紅白歌合戦」出場歌手が決定✨紅組21組、白組21組。初出場は、紅組5組、白組5組です。https://t.co/akzGhMc9pm#NHK紅白 #みんなでシェア pic.twitter.com/4N5…

【ビルボードジャパン最新動向】ソングスチャート上位4曲の指標構成から社会的ヒット曲とは何かを考える

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 11月7~13日を集計期間とする最新11月16日公開分(11月21日付)ビルボードジャパンソングスチャートは、King & Prince「ツキヨミ」がOfficial髭男dism「Subtitle」の連覇を阻止し、…

テイラー・スウィフト「Anti-Hero」ダウンロード急増の背景から考える、米ビルボードチャートポリシー変更提案

最新の11月19日付米ビルボードソングスチャートはテイラー・スウィフト「Anti-Hero」が初登場からの連続首位を3週に伸ばしています。 今週はアルバム『Her Loss』が米ビルボードアルバムチャートを制したドレイク & 21サヴェージの収録曲が大挙エントリーを…

【海外ビルボード】テイラー・スウィフト「Anti-Hero」米3週目の首位獲得、ドレイク & 21サヴェージ が大量エントリー

(※追記(7時25分):ブログエントリーのタイトルを”【海外ビルボード】テイラー・スウィフト「Anti-Hero」米3週目の首位獲得、大きく伸ばした指標の背景”から”【海外ビルボード】テイラー・スウィフト「Anti-Hero」米3週目の首位獲得、ドレイク & 21サヴェー…

(追記あり)『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見

(※追記(11月15日7時30分):スポーツ紙による11月15日付内定記事を追加しました。またブログエントリーのタイトルを”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事への私見、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見”から”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、およ…

この1週間のSpotifyにおけるJ-Popの特筆すべき動向を紹介し、日本の音楽業界への考えを提示する

社会的ヒット曲の鑑といえるビルボードジャパンソングスチャートにおいて、ロングヒットの要となるのが接触指標。中でもポイント面でより重要な役割を果たすのがストリーミングです。 上記は現在大ヒット中のOfficial髭男dism「Subtitle」、そして米津玄師「…

King & Prince「ツキヨミ」が「Subtitle」「KICK BACK」に挑む…次週のチャートにおける注目点とは

最新の11月9日公開分(11月14日付)ビルボードジャパンソングスチャートまでは3週続けてOfficial髭男dism「Subtitle」が首位、米津玄師「KICK BACK」が2位をキープ。3週前は「KICK BACK」が1位、「Subtitle」が3位に初登場を果たしており、4週続けてフィジカル…

Travis Japan「JUST DANCE!」がGlobal Excl. U.S.で5位初登場…次週以降の動向を占い、中期戦略の重要点を提案する

10月31日~11月6日を集計期間とする11月12日付米ビルボードソングスチャートおよびグローバルチャートのトップ10速報は日本時間の今週火曜昼前、通常より数時間遅れて登場。記事を翻訳した内容は同日2本目のブログエントリーとしてアップしましたが、そのエ…

【ビルボードジャパン最新動向】「KICK BACK」は「Subtitle」を抜き今年度最高ポイントを狙う…ならば必要なことは

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 10月31日~11月6日を集計期間とする最新11月9日公開分(11月14日付)ビルボードジャパンソングスチャートは、Official髭男dism「Subtitle」が3連覇を達成。ストリーミングや動画再…

米ビルボードのHot Trending Songsチャートがリニューアル…2回目までのチャートから見えてきたこと

米ビルボードは先週、Hot Trending Songsのリニューアル後初となるチャートを発表しました。そのリニューアルについては大きな変動がないのではと捉えていましたが、前週および最新のチャートをみると自分の想像以上でした。リニューアルアナウンス時にきち…

【海外ビルボード】テイラー・スウィフト「Anti-Hero」が2連覇達成、Travis JapanがGlobal Excl. U.S.で5位初登場

現地時間の11月7日月曜に発表された最新11月12日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)。テイラー・スウィフト「Anti-Hero」が前週の初登場に続き首位を獲得しました。前週史上初となるソングスチャートトップ10独占を果たしたテイラーは、今週も4曲をト…

STU48「花は誰のもの?」が二度目のフィジカルセールス10万超え…その理由を踏まえ、ビルボードジャパンへ提案する

本日7時30分の段階で米ビルボードがソングスチャートおよびグローバルチャートのトップ10速報をアップしていないため、これらチャートについてはアップされ次第紹介する予定です。 明日発表される11月9日公開分(11月14日付 集計期間:10月31日~11月6日)ビル…

【マイベスト】【月曜日のプレイリスト】2022年10月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2022年10月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェックしてみてください。 過去の私的トップ10ソ…

米ビルボードソングスチャートがチャートポリシー変更…テイラー・スウィフト不利?も、支持する理由を記す

米ビルボードソングスチャート、次回発表分となる11月12日付にて変更が実施されます。今回は構成指標のひとつであるラジオのデータ提供元が変わるとのことで、ともすればチャートポリシー(集計方法)変更とまでは言えないかもしれませんが、その変化は小さく…