前週5月24日公開分のビルボードジャパンソングチャートを踏まえ、このようなエントリーを記載しました。
前週トップ20内に初めて登場した男性ダンスボーカルグループ(男性アイドル)の4曲は、CHART insightを見れば指標構成等の動向が大きく異なります。特にストリーミング指標に大きな違いがみられますが、その指標に影響を与えたキャンペーンの存在を見極め、真の社会的ヒット曲と成るかを判断する必要があるというのが上記エントリーでの提案内容でした。
その4曲は最新5月31日公開分において、大きな差が生じています。
【ビルボードジャパンCHART insight 最新週トピック】
— Kei (ブログ【イマオト】/ラジオ/ポッドキャスター) (@Kei_radio) 2023年5月31日
最新5月31日公開分ビルボードジャパンソングチャート、前週トップ20内初登場曲(#TravisJapan「#MovingPieces」、#MAZZEL「#Vivid」、#INI「#FANFARE」、#BUDDiiS「#Magic」)のCHART insight。
CHART insight→https://t.co/NVZ8bHjac1 pic.twitter.com/fYirN6dCRR
ストリーミング指標(CHART insightでは青で表示)に影響を与えるLINE MUSIC再生キャンペーンを採用した3曲については、その実施期間に伴い差が生じています。Travis Japan「Moving Pieces」は集計期間中の火曜に企画が終了したこと、そしてLINE MUSIC以外のサブスクサービスでヒットしていると言い難い状況だったため当該指標が大きくダウンし、総合チャートにおいても4曲の中で最も下落幅が大きくなっています。
一方でラジオ指標(黄緑)についてはINI「FANFARE」が1位、MAZZEL「Vivid」が2位となり、昨今の男性ダンスボーカルグループにおけるこの指標の強さを物語っています。この点は以前も紹介しています。
前週のビルボードジャパンソングチャートでトップ20入りを果たした男性ダンスボーカルグループ作品のうち当週最も伸びたのはINI「FANFARE」でした。フィジカルセールス初加算に伴うものですが、一方で動画再生指標(CHART insightでは赤で表示)は17→51位と後退しています。この点について、気になっています。
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